銀河英雄伝説に登場する艦船、壽屋製プラモデル・ヒューベリオン製作しました。
全長30cm程度になります。パーツ数が少なく、ヒケもあまりなく、組み立てやすいキットです。
1.コンセプト
1.1.使用キット
使用キットは、壽屋・ヒューベリオン 1/3000。

ヒューベリオンは、銀河英雄伝説に登場する、自由惑星同盟の艦隊旗艦である。
主人公の一人、不敗の魔術師、ヤン・ウェンリー提督が指揮する。
箱の中身は、わりとスカスカしてました。

パーツ数は少ないので、忙しい人に最適!

1.2.コンセプト
30cmくらいの大きいキットなので、情報量を増やしたい。
通常なら、泥汚れや、オイル漏れ、などでウェザリングすれば良いと思うが、ヒューベリオンはいわゆる宇宙戦艦である。
帝国軍の宇宙戦艦は惑星上に降りたりするが、自由惑星同盟の艦船は、惑星には降りず、常に宇宙空間のみで運用される。
と言うことはだ。
宇宙なので、泥汚れはつかない。
酸素が無いので、錆びない。
オイルは漏れるかもしれないが、重力も風も無いので、オイルが下に垂れたり、後ろに流れたりしない。
水垢みたいなのもつかない。どうするんだ。
色は?
空気があると、遠くにあるものは、かすんだり、青白っぽく見える。空気が無いので、遠くにあっても、色はハッキリクッキリ見えるはずである。
ミリタリー系模型は彩度を押さえてグレーっぽくするとそれらしく見えるが、宇宙なので色は鮮やかにしなければならん。リアルさが失われないかな?
宇宙では、一方向からしか光が当たらないので、陰影がはっきりしてる。
どうみても、おもちゃっぽくしかならないぞ!
情報量増やすために、アズテックパターンにするか・・・
2.製作
2.1.仮組
船体内部構造
はめ込みがきついので、後から分解が困難になることを嫌い、ダボ穴をガンガンカットしてから組む。緩すぎたら接着してしまえばよい。

船体の内部構造。

不思議なことにヒケはあまりない。ヒケ処理は、ほぼ不要だった。

船体後部、エンジン部分。不思議な構造をしているな。グレーのパーツが少し離れて配置されている。
どういう理屈なんだこれは。
台座
船体はヒケがほとんどないのですが、台座がヒケだらけなんですよ。ヒケをヤスって平らにする。

台座の材質はABS。割れるかな?と思いながら、塗装は”ラッカー系”のセミグロスブラックで塗装した。シンナーを浸透させないように、なるべく砂吹きで。
仮組完成
仮組完成。

アンテナ折れそうだな。

アルバクリエイツ・フリートファイル・コレクションとのシルエット比較。

2.2.ディテール修正
全長を前後にもう少し伸ばしたい気がするけど、切って延長するのは、時間と技術力が厳しいので断念する。

細かいディテール修正を行う。
エッジ出し
エッジがだるく感じるところがあるので、エッジ出しする。
30cmの大型模型なので、細かいところを作りこまないと、おもちゃっぽくなってしまう。

気になったところをエッジ出してシャープにする。

両面削りたいのですが、突起があって難しいので片面だけ。

↓船体下部。ここは元々角がまるい意匠だと思うので、エッジ出ししない。

↓目を凝らして見ないと、ほぼ誰も気づかない部分だと思うが、シャープにする。


ゲート処理、エッジ出しをし、ヒケはほとんどないがヒケ処理もした後の素組状態。

アンテナは折れると嫌なので、外してあります。
2.3.塗装
調色
クレオスから、XGCヒューベリオングリーンが発売されているが、18mlは量が多すぎるのと、買って気に入らなかったら残念なので、調色する。
説明書に塗装レシピが書いてあるので、参考に微調整。


青多め。緑少な目。

キットのランナーの色より、青、灰っぽくしたい。
3色作った。

新配色カードでみるとV(ビビット)15。

でも、感覚的には、ビビットではなくディープ15だな。

PCCS 15:BG-4.5-7s くらい。
マンセル値だと、5B 4/6。

ランナーとの色比較。

ランナーより、青寄り。
エンジン部分
エンジン部分は、下地に白を塗ってから、イエローを塗装。


エンジンに近い方が高温、排出口の方が温度が低くなるはずなので、エンジン側の方を白っぽく、排出口付近を赤っぽく(オレンジ)した。

アズテックパターン
最初に調色塗料1で全体を塗装。次にマスクして調色塗料2で塗装、さらにマスクして調色塗料3で塗装。

マスクはマスキングテープを小さく切って大量に貼り付ける。非常にめんどくさいです。

ここだけで製作の半分くらいの時間を使ってる気がする。

マスキングテープの糊が残ってべたべたする。水で洗っても取れない。マジックリンで洗っても取れない!これ以上強力な溶剤だと塗膜がやられるので、諦める!
他の塗装
側面のスパルタニアン(戦闘機)が出てくるところ。なんとなくメタリックレッドで塗装。

このあと、細かい部分を、X-33ブロンズ(タミヤエナメル)で塗装。
アンテナは、なんとなくC307で塗装。

メタリックにしようかとも思ったけど、小スケールなので、ギラギラするのも変かなと。
なんてこったい!

アンテナのグレー、筆塗りしていたので、飛び散ったよーです。
塗料でタッチアップして誤魔化す。
2.4.仕上げ
細部の塗装
情報量を増やすべく、細部を適当に塗り分け。


使用した塗料↓

ブリッジ(艦橋)
ブリッジ部分どうしようか。箱絵見ると蛍光グリーン。蛍光グリーン持ってない。

下地黒、トルマリングリーン(パール塗料)で塗装した。角度によって光って見える。
スミ入れ・ウェザリング
タミヤエナメルブラックでスミ入れ。
ウェザリングカラーを混ぜて、筆で適当にポンポンウェザリング。

航海灯
船体前方から中央にかけて、突起が幾つかある。
航海灯だと面白いなと思ったので、航海灯とする。

右側面の突起をグリーンで塗装。

左側面の突起をレッドで塗装。

デカール
デカールは船体に貼る”144M”と、飾り台のネームプレートのみ。


3.完成写真
完成しました。
背景に、アルバクリエイツの艦船1/12000を置いてみました。

「司令官のヤン・ウェンリーだ。みんなそのまま聞いて欲しい。
まもなく戦いが始まる。ろくでもない戦いだがそれだけに勝たなくては意味が無い。
勝つための算段はしてあるから、気楽にやってくれ。
懸かっているのは、たかだか国家の存亡だ。
個人の自由と権利に比べれば、大した価値のある物じゃない。
それでは、みんな、そろそろ始めるとしようか」ヤン・ウェンリー
※たかだか国家の存亡と言うところがかっこいいと思いませんか?

「つまり、祖国のためとか、命を懸けてとかじゃなくて、その…うまい紅茶を飲めるのは生きている間だけだから、みんな、死なないように戦い抜こう」ヤン・ウェンリー

「心配するな。私の命令に従えば助かる。生還したいものは落ち着いて私の指示に従ってほしい。わが部隊は現在のところ負けているが、要は最後の瞬間に勝っていればいいのだ」ヤン・ウェンリー

「ご安心下さい!ヤン・ウェンリー提督は勝算のない戦いはなさいません!!」ユリアン・ミンツ

「いいか、ユリアン、誰の人生でもない、お前の人生だ。まず、自分自身のために生きることを考えるんだ」ヤン・ウェンリー

「私の指揮で、何百万人という将兵が死んでいったよ。死にたくなんてなかったろうに。」ヤン・ウェンリー

4.使用したもの
4.1.使用キット
壽屋・ヒューベリオン 1/3000



コメント