プラモデル用語集

初心者にはよくわからない独特の表現があるのでまとめてみました。
プラモデル以外の業界用語、誰かが勝手に呼んでいるだけのものなども含めています。

後ハメ加工(アトハメ処理)

組み立てた後、奥まった場所の塗装が困難なことがある。では、逆に、最初に塗装してから組み立てればよいかと言うと、それでは合わせ目処理ができない。
合わせ目処理や塗装を済ませてから最終組み立てができるように、あらかじめパーツに細工をすることである。

合わせ目消し、合わせ目処理

プラモデルのパーツ分割の都合上、本来ないはずの箇所にパーツの合わせ目ができてしまうことがある。この合わせ目が嫌いな人は、合わせ目を埋めたり、モールドにしたりなどの加工処置をすることである。

アンダーゲート

バンダイスピリッツ製のプラモデルにときどき使用されているゲートで、パーツを切り取ったときに切り口が表から見えないよう、切り口がケートに対して90°ずれた場所になるように工夫を凝らした形状のゲート。二度切りする必要がある。

隠蔽力(隠ぺい力)

プラモデル用語と言うより塗装用語だが、下地の色を隠す力。
一般に原色系(鮮やかな色)は隠蔽力が低く、グレー系の(濁った)色は隠蔽力が高い。原色でも、黄色が一番隠蔽力が低く、青は原色の中では隠蔽力が高い。
隠蔽力が低い順は 黄→赤→白→青。ウォルはなんとなく白→黄→赤かと思っていたが違うらしい。
塗料では隠蔽力を高めるために白を混ぜてあることがある。塗料瓶の底を除くと白が沈殿していることがあるがそのためである。

ウェザリング

汚れたり、使い古されたりしたような塗装を施す手法。プラモデルの仕上げ方法の一つ。

ウェルドライン

金型に樹脂を流し込んだ時、その流れた跡(マーブル模様のようなもの)が表面に残っていることがある。これがウェルドラインでほぼ段差はないので、塗装すれば隠れる。

うがい

エアブラシのハンドピースを清掃するときに行う方法のひとつ。
先端から溶剤が出ない状態にし、溶剤を逆流させて洗う方法。
ガラガラとうがいしている様子に似ていることからうがいと言われる。

ヴィネット

ジオラマの小型版

AFV

Armored Fighting Vehicleの略。戦車などの装甲車両のこと。

エポキシパテ

主剤と硬化剤を同量混ぜて使うパテで、ヒケや肉痩せはほとんどない。粘土のようにこねて形を作ることができる。固まると硬いので削りにくい。

凹モールド

プラモデルの表面に凹凸(モールド)が彫られているが、これが窪んでいるタイプを言う。凹モールドはスミ入れしやすいが凸モールドはスミ入れできないので、凹モールドは好まれるが凸モールドは嫌われる。

およげ!サクライくん

YouTube 吉本プラモデル部の「模魂ちゃん!#18④奥義伝承【ディテールアップ基礎】」で、 プロモデラーの桜井信之さんが紹介した、プラモデルのディテールアップの奥義の名前。金型でランナーを作る仕組みが、たい焼きの仕組みと似ていることからつけられた名前。金型の制約により再現できなかった部分を加工して再現する技。

かぶり

雨や湿度が高いときにラッカー系塗料で塗装すると、水分を含んで色が白っぽくなってしまうことがあり、これをかぶりと言う。
従って、雨の日はモデラーの天敵である。
ハンドピース(エアブラシ)に、レギュレーターやドレンキャッチャーなどをつけておくと軽減される。なお、水性塗料使用の場合は影響はない。

キャビゲート

くさび型ゲートの下半分がない形のゲート

キャラクターモデル

ガンダムなどアニメや漫画などに登場する架空のものをベースにしたモデル。
これに対し、実機を縮尺したもの(飛行機、戦車、船など)はスケールモデルと呼ばれる。

キャンディ塗装

プラモデル用語と言うより塗装用語。
下地を銀で塗装し、その上にクリアカラーで塗装する表現方法。深みのある色合いになり、べっこう飴のようなキャンディのような感じになる。バイクのカウルの塗装などに実際に行われている方法。

くさび型ゲート

ゲートがくさび型をしているもの。ゲートカットしやすくする目的でバンダイスピリッツのプラモデルによく使われているが、一発切りはしやすいが、二度切りはしづらい。

黒立ち上げ

下地を一旦、黒で塗装してから、その上に本来の色で塗装する方法。また、縁の黒をわずかに残す感じで、真ん中を塗りグラデーションっぽくする方法。プラスチックは太陽などにかざすと意外に透けて見えるが、その透けを防止できる。また重圧感、重量感を感じる仕上がりになる。

グロス

塗装で光沢のこと。つや消しはフラット、半光沢はセミグロスと言う。
カーモデルなどはボディをピカピカにグロスで仕上げることが多い。

ゲート

ランナーと部品の間の部分。部品を切り出すときニッパーでカットする部分。
通常のゲートの他、工夫された、くさび型ゲートキャビゲートタッチゲートアンダーゲートなどがある。
この切り口をきれいに仕上げることをゲート処理と言う。

サーフェイサー

プラモデル表面の細かい傷などなどを消す(埋める)ために吹くもので、缶スプレータイプやエアブラシで使うタイプがある。
塗料のように吹き付けて使うものだが、濃い塗料と言うよりは、薄めたパテである。 ガンプラなどで改造後よく使われるが、吹きすぎるとモールドまで埋まってしまう危険があるため、モールドが繊細なスケールモデルではあまり使われない。サーフェイサーの色は通常グレーで隠蔽力が高いため、下地の色を統一する目的で使用する人もいる。

サクライ・バリアー

YouTube 吉本プラモデル部の「模魂ちゃん!#14④ 奥義伝承【超リアル!剥がし塗装!】」で、プロモデラーの桜井信之さんが紹介した、塗装を剥がしてウェザリングを表現する奥義の名前。シリコンバリアー使うことからつけられた名前。
下地にシリコンバリアー(離型剤)やケープ(ヘアスプレー)を吹いておきその上に塗装、そのあと塗装を剥がす技。逆に、塗装後、上から銀色などを付着させて剥がれを表現する方法はハゲチョロ塗装と言われる。

サクライの裏側全てお見せします

YouTube 吉本プラモデル部の「模魂ちゃん!#29 ④ 奥義伝承【アーマー裏】」で、プロモデラーの桜井信之さんが紹介した、 アーマー裏のモールドの作り方。
どのような形にすれば良いか事前に考えてから始めることが重要で、プラ板を切り抜く、あるいは付け足す、プラ板にモールドを施すなどによって、アーマー裏を作る方法のワザに付けられた名前。

C面

プラモデル用語と言うより、建築などの用語らしい。
面と面の間(角)にもう一面狭い面があることを言う。
このC面を作ることをC面出し、逆にC面を無くすことをエッジ出しと言う。

情報量

模型の精密度。細かく色分けしたり、細かく書き込んだりすると精密感が増しよりリアルな仕上がりになるが、この細かく作り込んだ状態を情報量が多いと言う。

シルバリング

デカールを貼ったときに、隙間に空気などが入ったりきちんと密着していない場合、デカールが浮いて白っぽく見えてしまう。防ぐには、表面が光沢(グロス)状態でデカールを貼る、マークセッター、マークソフターなどのデカール接着剤、軟化剤を使うなどの工夫が必要になる。

スケールモデル

実際に存在するものを縮尺して作った模型。飛行機、戦車、船などのプラモデルを言う。ガンダムなども1/144や1/100サイズなどと縮尺を表示して売っているが、 架空のものなので普通スケールモデルとは呼ばれない。キャラクターモデルと呼ばれる。

スナップフィット

接着剤を使用せず、ピンやダボをはめ込んで組み立てる方式のモデルでガンプラなどに使用されている。バンダイスピリッツなど、一部のメーカーのプラモデルはこの方式であるが、他の多くのメーカーは接着剤を使うモデルが多い。
スナップフィットは組み立てが簡単なため初心者向きだが、一旦組み立てた後は分解しづらかったり、エナメル塗料を使うとプラスチックが割れやすかったり、と言った欠点もある。

砂吹き(すなぶき)

エアブラシなどで塗装したときに、表面がザラザラした感じになっていることを言う。塗料がプラモデルの表面に付着したときにすでに半乾き状態になっている場合このような状態になる。エアブラシで厚く塗らないで薄く軽くさっと吹いて欲しいときに、砂吹きして、などと言う。薄く軽く吹く理由は、下地や貼ったデカールを溶剤で傷めないようにする工夫である。また、仕上げのときに本来ツヤツヤの表面にしたいのにザラザラになってしまったときも、砂吹きになっていると言い(梨地とも言われる)、 原因は塗料の薄め方が足りないか、コンプレッサーの圧が低いことが原因である。

捨てサフ

プラモデルにサーフェイサーを吹くことがあるが、サーフェイサーを吹いたあと、紙やすりなどでそのサーフェイサーをほぼ削り落としてしまう目的で吹くサーフェイサーのこと。それでは吹く意味がないじゃんと思うかもしれないが、プラモデルの表面はわずかな凹凸があったり、サーフェイサーを吹いた後は表面がザラザラしているので、これを目の細かい紙やすりなどで表面を平滑、ツルツルにする目的で行う。カーモデルなど、光沢塗装をする下地作りの場面でよく使われる。

スミ入れ

実機では存在するパーツ同士の合わせ目を、プラモデルでは単に溝(モールド)で表現している場合がある。この溝(モールド)に黒などの色を流し込み、いかにも合わせ目になっているかのように表現する方法。

スライド金型

通常の金型は上下から挟み込む(たい焼きのように)ので、横には溝などを作ることができないが、横からも金型を用意し、横にも溝などを作ることができる金型。

すり合わせ

プラモデルの精度が悪く、パーツ同士がピッタリ合わず、接着したときに微妙にずれや段差が発生することがある。この場合、接着する前にパーツを合わせて確認し、状況に合わせて少し削っておくとかあらかじめ調整しておくことを言う。

セミグロス

塗装で半光沢のこと。光沢はグロス、つや消しはフラットと言う。

多色成形

1つのランナーに複数の種類の色、樹脂が使われていることを言う。バンダイスピリッツのプラモデルによく使用されている。

タッチゲート

ゲートの先端が丸く、ニッパーを使わずに手でもぎ取ることをしやすく工夫されたゲート。バンダイスピリッツのプラモデルに使用されていることがあり、プラモデル初心者向けの製品に使われていることがある。

チョー・キング

YouTube 吉本プラモデル部の「模魂ちゃん!#17④奥義伝承【マスキング】」で、プロモデラーの長徳佳崇さんが紹介した、マスキングテープやマスキングリキッドの効果的な使い方の奥義の名前。長徳さんのマスキングということからそれを略してつけられた名前。
マスキングテープを細くって曲線に対応させたり、塗装のボケ足を出すためにマスキングテープを浮かす、マスキングテープを細かく切って貼ることにより模様を作り出すなどの技法。

チョートクパーティ

YouTube 吉本プラモデル部の「模魂ちゃん!#26 ④奥義伝承【基本のパテ】」
で、プロモデラーの長徳佳崇さんが紹介した、主にポリパテの使い方。
プラ板で形状のガイドとなる土台を作ってからその土台にポリパテを盛り付ける。
盛り付け時は気泡が出ないように押し付けながら盛る。凹凸があっても良い。
固まったらガイドのプラ板が見えるようエッジ出し→面の順で削り出す。
面が出たら、盛り付けが足りない窪んだ部分に再度ポリパテで盛って削る。
形状が出たら、最終仕上げでラッカーパテを盛って削る。

ディテールアップ

プラモデルの金型などの都合により、本来存在すべき細かい溝(模様)などが表現しきれない場合がある。その部分に溝を追加したり、本来の状態になるよう加工することを言う。
ディテールアップは本来あるべき姿にすること、ディテール追加はさらに何かを追加して改造する場合に使われる。
YouTube 吉本プラモデル部の模魂ちゃん!#18④奥義伝承【ディテールアップ基礎】で、プロモデラーの桜井信之さんがディテールアップとディテール追加について説明されている。

ディテール追加

現在のプラモデルキットに対し、あらたな溝(モールド)やパーツを追加して、改造したり手を加えることを言う。
ディテールアップは本来あるべき姿にすること、ディテール追加はさらに何かを追加して改造する場合に使われる。
YouTube 吉本プラモデル部の模魂ちゃん!#18④奥義伝承【ディテールアップ基礎】で、プロモデラーの桜井信之さんがディテールアップとディテール追加について説明されている。

凸モールド

プラモデルの表面に凹凸(モールド)が彫られているが、これが出っ張っているタイプを言う。凸モールドはスミ入れができないので好まれない。
凹モールドは凸モールドより金型の製造が難しいので、技術力が低かった昔の古いキットに多い。旧キットの凸モールドを全て凹モールドに彫り直すツワモノもいる。

ドライブラシ

筆に付いた銀やグレーの塗料をほとんど拭き取って、さらに半乾きのような状態で、模型にこすりつけるようにして色を載せる方法。角の塗装が剥がれて下地の色が露出したように見せる効果がある。

中砥ぎ(なかとぎ)

カーモデルなどの仕上げのときに、仕上げの時に目の非常に細かいヤスリやコンパウンドを使い、表面をツルツルピカピカ仕上げにする研ぎ出しと言う技法がある。この作業を下地作りの時に行う研ぎ出しのことを中砥ぎ言う。仕上げの研ぎ出しだけでなく、中砥ぎも実施することで仕上がりに差が出る、・・・らしい。

南無三カーブ

YouTube 吉本プラモデル部の「模魂ちゃん! #16④ プラモ奥義伝承【スジ彫りのほぼ全て】」で、プロモデラーの桜井信之さんが紹介した、各種スジボリの奥義の名前。彫る(カービング)と、桜井さんの技を見て部長が目から鱗どころか角膜までも剥がれ落ちてしまい、南無三!と叫んだことから、つけられた名前。
その場面に適した様々な道具を活用してスジボリを行う。
スジボリ面が平滑でない場合は寄れやすいので、ケガキ針や切断道具でスジボリの下地を作ってからスジボリ道具でスジボリする2段方式や、紙ヤスリすら入らない非常に狭い溝へのヤスリ掛けは、紙やすりの断面を斜めに切ることで対応したり、スジボリが深い場合は合わせ目消しで消えたスジボリは後から復活させるが、スジボリが浅い場合はあらかじめスジボリを深くしておいてから合わせ目処理をする、などの各種奥義。

肉抜き、肉抜き穴

ランナーの設計の都合上、本来そこにはないはずの穴が作られていること。より少ないパーツ数で製造しようとすると裏面に穴が空いている設計になることがある。ガンプラのHGUCなどでよくみられる。表から見ると問題ないが裏側から見ると穴が見えて美しくないので、パテなどで穴を埋めたりすることがある。

二度切り

パーツをニッパーなどで切り離すときに、1回ではなく、2回でゲートカットを行う方法。1回目はパーツから離れた個所でカットし、次にパーツの根元でカットする。最初からパーツの根元で1回で切ってしまうと、切り口を傷めたりすることがあるので、通常は二度切りすることが推奨される。

パーティングライン

金型に樹脂を流し込んで製造したときに、金型と金型の間にできてしまった微妙な出っ張りのこと。実機には無いものなので、気になる場合はヤスリなどで削り落とす。

ハゲチョロ塗装

ダメージなどでまるで塗装の下地の金属が露出したように見せるため、銀色系の塗料をそれらしい場所にちょっと塗りつける手法。

パテ

穴や窪みを埋めるための素材。
主なパテとして、ラッカーパテエポキシパテポリエステルパテ(ポリパテ)がある。他に、ランナーをシンナーで溶いたランナーパテや瞬間接着剤をパテ代わりに使うこともある。

バンダイエッジ

おもちゃで怪我などしないよう、角を尖らせず、わざと丸めて作っていることがある。バンダイのガンプラなどでよくみられるため、バンダイエッジなどと言われる。リアルに作りたい人は、丸めてある角を削ったりして、尖らせる加工をする。

ヒケ

金型でランナーを作る時に、本来平らであるべき部分がパーツの厚みの関係上、若干窪んでしまうことがある。これを紙やすりで削ったり、パテで埋めたりして平らにする作業をヒケ処理と言う。

フィニッシャー

プラモデルを組み立てて仕上げる人のこと。要は単に、普通にプラモデルを作る人のことである。また、模型となる原型を作る人のことを原型師と言う。

フィルタリング

一旦塗装したあとに、上から薄く、黄色や青などの色を重ね、明るさや影などを表現する方法。仕上げの方法の一つであるが、ウェザリングとは目的が異なる。

フラット

塗装でつや消しのこと。光沢はグロス、半光沢はセミグロスと言う。ミリタリーモデルなどはフラットで仕上げることが多い。

ペーパー

紙ヤスリのことを略して単にペーパーと言う人も多い。紙やすりをかけることをペーパー掛けと言う。

ボケ足

画像とか絵を描くときの用語。境界線がきっちりではなくボケている部分を言う。

ポリエステルパテ(ポリパテ)

主剤に硬化剤を混ぜ化学変化で硬化し、ヒケや肉痩せはほとんどないパテ
ベタベタしておりトルコアイスのように伸びる、気泡なども入りやすいので慣れないと扱いづらい。比較的早く硬化し(数時間)、 研磨性は良い。

ラッカーパテ

サーフェイサーを濃くしたようなパテ。有機溶剤が揮発して乾燥し、ヒケが発生する。ラッカー系塗料のうすめ液で溶くことができる。大きく盛り付けるには適さず、小さな傷や穴埋めに使う。

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