1/144のセラ搭乗機を製作しました。
セラはエリア88に登場する女性パイロットで、本名はセイレーン・バルナックである。前回、1/72を製作しましたが、今回は1/144です。
キット内容の確認
説明書には、1998と書いてある。古そうなキットである。
凸モールドでプラスチックは軟らかそうである。
ランナータグにはF-104Jと書いてあった。
プラスチックにラメのようなものが入ってる。
なお、ACE CORPORATIONの下記のキットも持っていて、こちらは凹モールドで作りが精密で出来が良い。しかし複座式である。
セラ機は単座なので、MINICRAFTのキットを作ることにした。
製作コンセプト
キットは、駐機状態と飛行状態が選択できるようになっていた。
1/72のときは駐機状態で製作したので、今回は飛行状態で製作する。
キットにパイロットは付属していないので、何かの1/144の人形を調達してこなければならない。
仮組
仮組した。
思ったほどパーツの合いは悪くはなかった。それでもやはりインテーク部など所々隙間ができるので、パテ埋めしなければならないだろう。
コックピットとパイロットの製作
パイロットはこれを使った。ビルダーズパーツ、1/144 MSフィギュア01。
枠で囲ったところは女性フィギュアである。セラは女性なのでこれを改造して使ってみる。
射出座席は残念な造形であるがまあいいだろう。
赤枠の部分を削っておいた。
パイロットをバラバラにし、射出座席に接着した。
造形
主翼は左右つながっていたが、一旦切り離し、アトハメできるようにした。
また、翼端の部品を0.3mmプラ板で自作した。
胴体本体は、特にインテーク周りをパテ埋め、ペーパー掛けをし、サーフェイサーを吹いた。段差がきれいにならず、何度もペーパ掛けしてはサーフェイサーを繰り返し吹いたので、厚塗りになった感がある。ヤバイ感じがする。
ちなみに、ショックコーン部分はあらかじめフラットブラックで塗装してあり、マスキングテープで覆っている。
垂直尾翼の右側面は、貼り合わせのため隙間ができる。溶きパテを流し込んで埋めた。
食器乾燥機に入れようとしたけど入らない。主翼は差し込んであるだけである。接着してからサーフェイサーを吹いた方が良かったかもしれない。
ウォルのプラモデルは通常この段階が一番出来が良い。ここからミスを重ね完成度がどんどん下がっていく。
スジボリ
凸モールドだし、サーフェイサーでモールドもわからなくなっているので、スジボリした。
平面はガイドテープを貼った。局面は曲線用マスキングテープを貼った。
スジボリ道具はファンテックのスジ彫りカーバイトを使っている。ウォルにはこれが一番扱いやすい。いつもは0.15mmでスジボリするのだが、1/144で小さいので、0.1mmを使った。
やはりスジボリは何度やっても上達しない。あまり力を入れず軽く、慎重にやっても3回に1回程度逸れる。
もちろんガイドテープを貼っている側には逸れないが、ガイドテープが無い側に逸れてしまう。左右の癖があるのかと思ったが、左側にガイドテープを貼ると右側に逸れるし、右側にガイドテープを貼ると左側に逸れる。
面が平滑でないのだろうか?サーフェイサーを吹いて表面が凸凹しているからかもしれない。仮に原因がそうだとするとスジボリはサーフェイサーを吹く前にすべきかもしれない。あるいは、サーフェイサーを吹いた後、高番手のヤスリなどで表面を均しておくべきか?
至る所ミスだらけだが、可能な範囲で修正し、なんとかスジボリ完了状態に持ってきた。
組み立て
すでにスミ入れもしてみた。
翼端の部品も取り付けておいた。
下部後方の着艦フックを自作して取り付けた。
下部前方のTACANアンテナは0.3mmプラ板を細長く切ったものを接着し、短く切った。
塗装
下面をC8シルバーで塗装し、上面をC13ニュートラルグレーで塗装。
ブルタックでマスキングして、C38オリーブドラブ(2)を塗装。
翼端の部品が外れたので、流し込み接着剤でつけたら、裏まで接着剤が回って失敗。ペーパーで削って塗装しなおす。
翼の付け根、パテ埋めしたときの跡が残っていたのだろうか?再び削って塗装しなおす。
マスキングして全体的にエアブラシしたつもりだが、どうして一部だけ色が濃く乗っているのだろう?もう一度塗り直す。
翼端の部品が取れていつの間にか無くなっていたので、再びプラ板から作り直す。
前回は、流し込み接着剤で失敗したので、通常接着剤で接着したら今度は接着剤がはみ出して汚くなった。一旦外してペーパー掛けして塗装し直した。
前回は、接着剤付属のブラシで塗ったので、はみ出したのだ。
この後は、接着がはみ出さないように、面相筆でかなり慎重に塗って取り付けた。
今度は、いつの間にか何か銀色のものが付いている。ブルタックを使いまわししているから、マスキング時にブルタックから何かが付着したか?
再びブルタックでマスキングして塗装し直す。もう何回塗装を重ねてる?
そしたら、再び、今度は別の場所に銀色が・・・。
ここでやっとわかった。
マスキングに使っていたブルタックが塗膜を持って行ってしまっているんだと。何がが付着しているのではなく、塗装がはがれている。
塗膜が厚くなった弊害だろう。
なので、補修はブルタックは使わず、マスキングテープでマスクして再塗装した。
あれ、TACANアンテナいつの間にか取れて無くなっているし。点で接着しているから取れやすい。極力最後に取り付けて触らないようしなければだめか?しっかり付ける方法があるのか?瞬間接着剤だと、うっかり斜めについてしまうと角度修正できない。アンテナが丸い棒状なら丸い穴を開けて差し込んでスチロール接着剤で接着すればしっかり付きそうだが、アンテナが平面状だとどうするのだ。スジボリなどの道具で四角い穴を掘るのか?
サイドワインダーを塗装しました。
キャノピーの窓枠は、0.7mmのマスキングテープをグレーに塗装したものを貼り付けました。
仕上げ
パイロットを乗せてキャノピーを乗せたら、キャノピーが閉まらない・・・。
射出座席の下を削って乗せました。
エンジンノズル差し込んだら、割れました。
割れたところを修復。
TACANアンテナ再び付けました。後ろの出っ張りは何か知らないんだけど付けました。ついでに衝突防止灯も付けました。
デカール
デカール自作しました。
パーソナルマーク(ハートマーク)、射出座席マーク、レスキューマークをA-one社のデカールシールで作り、A88マークはテプラで自作。黒だと目立たないと思ったので白にしました。
シールを2つ3つ貼っただけで、雰囲気がアップします。
完成
●サーフェイサー:Mr.サーフェイサー1000
■ボディ上面グレー:C13 ニュートラルグレー(クレオス)
■ボディ上面グリーン:C38 オリーブドラブ(2)(クレオス)
■ボディ下面:C8 シルバー(クレオス)
▼スミ入れ:ウェザリングカラーWC01マルチブラック(クレオス)
撮影
まとめ
使用キット
一応リンク貼っておきますが、ウォルが作ったキットはもう売ってないです・・・。
amazonで1個しかなかったキットをウォルが買ったので。
ウォルが買ったら、在庫切れになりました。うへへへ。
そもそも1/144の飛行機モデルはかなり数が少ない。
1/72のF-104なら売っています。ひとつ前の記事などを参考にしてください。
近いキット
下記のキットはF-104A。セラの機体はF-104Gです。
AとGでは尾翼の形が少し違います。他にも違いがあるのかどうかはウォルは知りません。
デカールシール
ウォルは下地が白タイプを使いましたが、下地が透明タイプも売っています。
ハートマークの周りが白なので、白地タイプを使いました。
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