1/72なので小さいですが、ドイツ戦車かっこいいですね~。 組み立て精度もおおむね良好。部品が細かくエッチングパーツもついているので、中級者以上向けかもしれません。
1.キットの紹介(ボーダーモデル・レオパルド2)
使用キットは、Border Moldel、LEOPARD2 A5/A6。ドイツ戦車かっこいいですね~。
箱絵のカッコよさにやられて買いました。
1/72なのに箱がでかいです。ただし面積が広いだけで厚みはあまりない。
英語だと「レパード」のような発音かな?ドイツ語だと「レオパルト」のような発音かな?
日本だと「レオパルド」と言われているのでレオパルドと書いておく。
特徴・注意点
・モールドなどが精密で細かい
・エッチングパーツや金属ワイヤーが付属
・1/72にしてはお値段が少々高い。タミヤ1/35が買えそうな値段。
・組み立て方が悪かったのか一部、隙間ができたりする。パテ埋めした。
・1/72なので極小部品が多い。ルーペ必須!
・どう取り付けるのか、説明書がわかりにくい箇所が幾つかある。
・ハッチ開閉可能
差し替えでハッチ開閉可能だが、差し替える時、銃に当たって銃が取れたりするので注意。
2.製作コンセプト (ボーダーモデル・レオパルド2)
・A6で普通に組み立てる。
・汚しは嫌いなのであまりしない。
3.製作 (砲塔、車体、迷彩模様、照準器)
3.1.砲塔の製作
主砲の組立
主砲。ゲート処理しておく。
主砲を付け根に取り付ける時に、すぐには接着しないで、まずは差し込んでおくとよい。
ボスや穴などがないので、主砲がくるくる回転する。
差し込んでから、主砲を回転させ、正面から見て、角度を正しい位置に調整する。
完成した主砲の部分。
砲塔の組立
組み立て方が悪いのかもしれないが、隙間ができた。
タミヤやバンダイ製のように、パチピタとはいかないようである。
側面の発煙筒は、そっくりだが番号が違う部品があるので注意。角度を変えて取り付ける。
驚いたこと1
側面の装甲は、接着しないで、パカパカ開くように取り付ける。
パカパカ開くんだ!へえ。整備目的のようである。
エッチングパーツの組立など
砲手用照準機の前にある装置。
説明書が分かりにくかった。板2枚間隔を開けて立てて、エッチングパーツを瞬間接着剤で接着する。
砲手や車長などが、穴から顔を出す、フタの部分の組立。
向き表す、とっても小さな矢印モールドがあるので、見逃さないこと。
後ろのバスケットの網部分は、エッチングパーツ。
エッチングパーツは、接着してから折り曲げ、接着を繰り返していくより、あらかじめ折り曲げてから接着した方が作業しやすい。
塗装の利便性を考えて、取り付けてないパーツが幾つかあるが、砲塔の組立終わり。
後ろのリールっぽいやつは、後から塗装が無理だと思うので、先に塗装して埋め込んでおきました。
3.2.車体の製作
足回りの製作
転輪の軸パーツを多数接着する。
極小の丸いパーツは、ピンセットでつまんでも飛んでいくので、爪楊枝の先端に両面テープをつけて拾って、接着。
番号が同じなのに、形が違う部品(左右の部品)があるので注意。
微妙に違うので注意。
※ここで取り付けをミスっていることに気が付かなかった・・・
車体上部装甲の組立
車体前の装甲。この部品(A61,62)も取り付け方がしばらくわからなかった。
正解は、横から差し込む。
車体上の装甲。裏のピンを全部切り取らないと入らない。
ん~?歪んでね?
まあこのくらいなら、ということで強引に接着すれはよいか。
でも、車体先端。どうしても隙間が空く。
どうしても隙間調整ができない。
先端の構造物を削り取り、プラバンを挟むことにした。
上部の装甲が歪んでいるので、接着したあとテープで固定。
先端はパテで埋めた後、紙やすりでならす。(ここは場所的に金属ヤスリが入れられない)
あと、このエッチングパーツ。
付けると、下のモールドがほぼ見えなくなりそうなので付けませんでした。
ミス発見!
転輪がつかないな~と思ったら、軸の部品を左右逆に接着していた。カッターを入れてひっぺがしてつけ直しました。
驚いたこと2
戦車の転輪(車輪)って、左右同じ位置についているわけではないの?!!
車体先端の削り取った構造物を作る。
0.3mmプラ板を切り取りフックの形を作る。伸ばしランナーを先端にくっつけて切り取り、ボルトをつける。
3.3.迷彩模様の塗装と組立
この時点で足回りはすでに塗装済。
組み立ててから塗装する?塗装してから組み立てる?
一般のAFV(戦車類)モデラーは、一通り組みあがってから塗装するっぽいけど、ウォルは組立→塗装→組立のパターン多い。
奥まった部分や裏側を先に塗装しておいて、組み立て、表側を塗装のようなパターン。
一通り組み上げてから塗装する利点としては、全体の色のバランスが崩れにくいこと。欠点は、奥まった部分が塗装しにくい(見えないから塗装しなくてよいという理屈らしいが)、塗り分けしづらいこと。
ウォルは奥まった部分やもしかすると見えるかもしれない部分はあらかじめ塗装しておく。欠点は塗装したパーツを接着するので、接着剤のハケに塗料が付着し、接着剤が汚くなくなることだ!
エッチングパーツの部分は、プライマー(ミッチャクロンなど)を塗ってから塗装する。
グリーンはエアブラシで塗装。
履帯も塗装し、くっつける。
照準器などの塗装
照準器などの部分。箱絵を見ると、偏光のような感じになっている。
マジョーラ系の塗料が良さそうか?持ってないし、マジョーラ系塗料は高価。
ガイアのプリズム パープルグリーンやプリズム ブルーグリーンが良さそうだけど、販売終了になってる(泣)。
グロスブラックで塗装した上に、アメジストパープルを塗った。さらにその上に、偏光フィニッシュを貼ってみた。
まあ悪くない。紫が派手だけど、このくらい派手な方が見栄えするだろう。
迷彩模様の塗装
迷彩模様、エアブラシで塗装しようかと思っていたけど、ずっと雨なので、水性塗料の筆塗りで塗装開始。ウォルはベランダ塗装組である。
ラッカーの上に→水性塗装の利点
ミスったらマジックリンで、ラッカー塗膜は傷めず、水性塗料だけ落とせる。
塗料:水= 1:0.3くらいに薄める。
ポイント 水性塗料は薄めすぎると色が乗らないので、ラッカーよりやや濃いめに希釈する。
レオパルド2では、境界線をぼかす必要はないと思ったので、筆でアウトラインをはっきり描く。
筆に塗料を少し多めに含ませて、チョンチョンと置くように塗る。乾いたら3回くらい重ね塗りする。
ムラはあまり感じられない。
驚いたこと3
バックミラーのような部品がある。どう見てもバックミラーだろう。だけど、下向きに付ける。
これは収納状態で、使うときには起こすと思われる。
このパトランプみたいなやつ。
ウォルは実戦車両タイプで組み立てていたので、これは本来つかないのだが、面白いのでつけて見た。
これは演習用に付くものだと思う。なので実戦車両にはつかない。
ヘッドライトは、下地に白→シルバ→クリアの順で塗った。
テールランプは、下地に白→クリヤーレッド、オレンジを塗った。
あ、発煙筒が1個ない!
塗装するために持った時に、ここを触って落下したのだろう。
下を探したけど無かった。
オプションの選択で使用しなかった、類似のパーツがあったのでそれを取り付けました。
砲塔の組立で紹介したこいつらです。
デカールはこれだけなので楽です。
水に浸けて比較的早く剥がせます。破れやすいことも無く好印象。
後ろのワイヤー
説明書では6cmに切ると書いてあるが、5mmくらい長めでカットした方が良い。
フック状パーツに差し込むので、全体の長さが6.5mmくらいあった方が良い。
ウォルは6cmピッタリにカットしたら、ワイヤー長さがパッツンパッツンになった。
この金属ワイヤー、剛性が高く、曲げてもピーンと真っすぐに戻っちゃう。
・・・・・
無理やり瞬間接着剤で固定した。
手を離すとすぐ外れるので数分間じーっと我慢して押さえたままにして接着する。
瞬間接着剤が白化したので、リタッチ(筆で塗ってリカバー)しておく。
4.完成写真(ボーダーモデル・レオパルド2)
抜群にカッコいいです!
5.使用したもの
5.1.使用キット
ボーダーモデル製・レオパルド2 (1/72)
箱絵がカッコイイ。この箱絵にやられて買ってしまったのだ!
5.2.塗料
■車体グリーン:C122 RLM82ライトグリーン(C)
■車体ブラウン:XF-68 NATOブラウン(TA)
■車体ダークグレー:XF-69 NATOブラック(TA)
■センサー類:C2ブラック(C)→XC04 アメジストパープル(C)
■ヘッドライト:ホワイト(C)→ X-11クロームシルバー(TE)
■テールランプ:ホワイト(C)→ X-26クリヤーオレンジ、X-27クリヤーレッド(TE)
※(C)クレオス Mr.カラー、(TA)タミヤ アクリル、(TE)タミヤ エナメル
A→B:下地にAを塗って上からをB塗ったことを表す。
5.3.その他
プライマー(エッチングパーツに塗料を乗せるための下塗り用)
ガイアノーツのプライマー、ミッチャクロン、どちらを買っても中身は同じです。
偏光フィニッシュ
コメント