ビークルモデル ミレニアム・ファルコン ディテールアップ

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ミレニアムファルコン写真

ビークルモデルのミレニアム・ファルコンの製作は2回目ですが、前回はストレート組みで塗装しただけなので、今回は細部を色々ディテールアップ(改造、改修)させて製作しました。

1.製作コンセプト

使用キットはバンダイ ビークルモデル006 ミレニアム・ファルコン 。

BANDAI VEHICLE MODEL 006 MILLENNIUM FALCON

2回目の製作なので、今回は、色々ディテールアップを加えて製作する。小さいので困難が待ち受けているが、チャレンジ。
アンテナ基部、窓枠、レーザー砲、パイプ類を改修する。

2.ディテールアップのポイント

2.1 センサー・ディッシュをディテールアップ

センサー・ディッシュとは、ミレニアム・ファルコンの丸アンテナである。このアンテナの基部が型の抜きの都合上、残念な造形なのでディテールアップした。

彫るかプラ棒などで一から作り直すか悩んだが、スジボリツールやノミなどでひたすら彫ってみた。まあまあの形になった。とくに素敵なテクニックとか、職人技とか使っていない。ただひたすらそれらしくなるまで頑張って彫るのみである。

2.2 コックピット部ディテールアップ

コックピット部の窓は穴を開けた。

中に、ハン・ソロ船長とチューバッカ副操縦士が乗っているのだが、おわかりいただけるだろうか?

やり方は、まずリューターなどを使って裏から彫る。

強度が落ちない程度に、なるべく薄々になるように、削った方が良い。

次に、ピンバイスで穴を開け、スジボリツールやカッターなどでひたすら穴を開けて形を整える。

直線直角に穴を開けることが難しい。棒ヤスリなどで削ることができればベストだが、小さすぎてヤスリなどが入らないので、カッターなどで真っすぐになるよう、ひたすら削り取る。

プラ板でコクピット(座席)などを作った。

後部座席も作ったのだが、機体に乗せてみると、見えなくなってしまう。

一方、旧日本海軍艦艇乗組員②を使って、船長と歩く絨毯を塗装する。

形状は特に変更してません。塗装表現でそれらしくしただけです。

先ほど作ったプラ板のコックピットに座らせる。

写真で拡大するとかろうじて船長と歩く絨毯が乗っているのが見えるけど、肉眼だとほぼ見えない。

2.3 レーザー砲窓部のディテールアップ

ミレニアム・ファルコンの上下部にある4連レーザー砲の窓部を切り抜いた。

センサー・ディッシュやコックピット窓部の改造の時と同じで、ピンバイスで穴を開け、ノミやカッターなどでひたすら削って形を整える。

船体の上面も下面も両方彫った。

2.4 レーザー砲ディテールアップ

ミレニアム・ファルコンの上下部にある4連レーザー砲は砲身が残念な形なので作り替えた。

砲身の部分をカットし、真鍮パイプ0.6mmをカッターで切り出した。
ニッパーでカットすると切り口が潰れるのでカッターで切った方が良い。

切り出したパイプをレーザー砲の基部に瞬間接着剤で接着。

改造した4連レーザー砲を取り付けた。

外径0.6mmはちょっと太いかもしれない。0.5mmくらいが良いかも。ウォルは0.3mmも持っているが、0.3mmだと細すぎる。
真鍮パイプは、プライマーを塗ってから塗装する。

2.5. パイプ類ディテールアップ

パイプ類のディテールアップその1。

型の抜きの関係で、板状になっている部分を切り取り、伸ばしランナーを貼り付けた。

パイプ類のディテールアップその2。

ここも、パイプが板の形になっているので、伸ばしランナーで置き換えた。
接着剤で溶けてしまったので、瞬間接着剤か、真鍮線で作った方が良いかもしれない。

3.塗装

塗装に関しては、いつも通り黒立ち上げ。
一旦下地をブラックで塗装しておいてから、ホワイトを塗装し、船体色を塗装した。船体色は C311 グレーFS36622 を使用している。ホワイトにグレーとイエローを少しずつ加えた色。やや退色した印象の色合い(少し黄ばんだ感じ)でミレニアムファルコンに似合う。

そのあと、各部の細かい、赤、グレー、ベージュなどの色を資料を参考に筆で塗装した。使用塗料はラッカー系。

細かい部分も手を抜かずに、参考資料を見ながら塗装。

グレーは3色使用している。赤2色、ベージュ1色、白1色。

参考資料はこれである。エピソード4のファルコンのプロップ模型の写真もエピソード5のファルコンの写真も掲載されている。ウォルが塗装したのはエピソード4バージョン。

スターウォーズ クロニクルズ。税抜きで1万6千円!高っけー!!
ウォルは発売されたその時に買ったので、定価で購入した。
現在も探せばあるが、かなり値上がりしている。

4.完成写真

ミレニアムファルコン写真
ミレニアムファルコン

5.あとがき

窓の切り抜き、レーザー砲の砲身の作成、コックピットの作成など、改造する前は、小さすぎて無理なんじゃないか?と思ったけど、やってみたら、完成度は高くないもののそれなりに満足できるレベルで完成した。
無理と思ってもやってみたら、意外と何とかなったりするので、やらずに諦めずに、チャレンジしてみることをお勧めする。

6.使用したもの

6.1 塗料

〇サーフェイサー:未使用
船体:C311 グレーFS36622 (C)(黒立ち上げ)
船体レッド:C81 あずき色(C)
船体グレー:073 ニュートラルグレーIII(G)、C315 グレーFS16440(C)、C338 ライトグレーFS36495(C)
船体ベージュ:C313 イエローFS33531 (C)
船体ブラウン:C41 レッドブラウン(C)
□船体ホワイト:C316 ホワイトFS17875(C)
エンジン部:GX2 ウイノーブラック(C)→Ex-07 Ex-シルバー(G)→C50 クリアーブルー(C)
▽スミ入れ:なし
△ウェザリング:なし

6.2 道具

このキットを改造するなら、とにかく拡大してみないと無理である。
ウォルが使っているのはタミヤ製のこれ。

タミヤ クラフトツールシリーズ No.92 ヘッドルーペ 1.7/2/2.5倍レンズつき 74092

↓先端が丸と平がありますが、この場合平が良いです。

HG 細幅彫刻刀 平刀 刃幅1.0mm

6.3 使用キット、材料

↓改造なしでも十分の見栄えの良キット。500円位で買える。

ビークルモデル 006 スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン プラモデル

↓外径0.6mmの真鍮パイプ。

NEW C・パイプ 細 (0.6mm)

↓外径0.5mmの真鍮パイプ。0.6mmはちょっと太すぎるので0.5mmがいいかもしれない。

NEW C・パイプ 細 (0.5mm)

6.4 参考資料

↓定価1万6千円(税なし) 。かなり値上がりしているのであまりおすすめできない。ネットで写真検索した方がよいかも。

Star Wars Chronicles Episode IV, V AND VI – Vehicles

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