漫画F(エフ)に登場する、 F3000 ムトス レイナード89D を製作しました。ドライバーは神に近い男、ジーザス・クライスト。マーキングはほぼ手書きです。
初めてのカーモデル、乾燥待ち期間が長く、完成まで2カ月くらいかかりました。
1.キットの特徴
使用キットはハセガワ製 伊太利屋レイナード89Dである。しかし今回、箱のカラーと同じ塗装にはしないし、デカールも使用しないので、レイナード89Dであればどれでも良い。
ボディのランナーは白なので、どんな色でも塗りやすい。
・タミヤ、フジミのF1 (1/20) などと異なり、1/24で少し小さい。
・ドライバーフィギュアは無し。
・他のレイナード89Dとの違いは、ホイールの形状とデカールである。メインのランナーは全く同じ。
※金型はかなり古いと思われる。多少のバリがある。
組み合わせが悪いパーツが多少ありパテなどで成形する必要がある。さらに、差し込んで接着するいくつかのパーツは隙間が大きすぎてどう接着すれば良いのか困った。
2.製作コンセプト
漫画F(エフ)に登場するジーザス・クライストマシンとして製作する。
キットにドライバーは付属していないので、フジミのキットを改造して使用した。
フィギュアはフジミの1/24ドライバーを乗せる。
3.製作
実際には各箇所を平行して作業しているが、場所ごとに分けて書く。
ボディは乾燥待ち日数が長いので、実際には、ボディから先に手を付けている。
3.1.シャーシの製作
3.1.1.エンジン部分が曲がっている?
エンジン部分を組み立てシャーシに乗せるのだが、どうも曲がっている感じがする。
緑で囲った部品は一体なのだ。
また、下記のリアサスペンションの部品を接着するのだが、隙間が広すぎる。手前に寄せて接着すればよいのか、奥に寄せて接着すればよいのか?
斜めになってしまうと、リアタイヤも車体に対して斜めになってしまう恐れがある。
色々悩んだ挙句、曲がっていると思われる箇所で切断し、プラ板を挟んで接着し直した。
3.1.2.リアハブの部品が当たって入らない?
写真の赤丸で囲った部分が当たって取り付けられない。どう考えてもこの向きにしか付かないはず。
当たる部分を削って取り付けた。
エンジン部分
シャーシ部分
3.1.3.タイヤ
タイヤの真ん中にパーティングラインがあるので、ヤスリで削った。
240番のスポンジヤスリでガシガシ削った。
ホイールはゴールドで塗装。ガイアノーツのExゴールドなので、シルバーっぽいゴールド。
3.1.4.コクピット部分
シャーシにシートを取り付ける。メータパネルはデカールを貼った。
3.2.フィギュアの製作
3.2.1.ボディの製作
ドライバーはフジミの1/24ドライバーを使用した。
このキットには絵の人たちが1人ずつ入っている。レーサー仕様の人は1人しか入っていない。今回、半袖の人にレーサーヘルメットをかぶった人を組み合わせて使用した。
右の赤で囲った方が、半袖の人+レーサーヘルメットをかぶった人。パテを盛って長袖にした。
緑で囲った人は、別なキットで使用する予定である。
シャーシに乗せてみると、腕の長さが合わなかったり、膝が当たったり、するので、腕や脚を切り貼りした。
塗装した。
シートとピッタリ合わない。座る位置が前過ぎるか、腕が長い。腕がシートに当たる。
フィギュアを改造したがまだ入らないので、シートの腕が当たる部分も削った。
3.2.2.ヘルメットの製作
ヘルメットが黒に白ラインだと、覆面レーサーっぽくみえてしまう。イギリス人っぽく紺白ラインに塗り替えた。ヘルメットの赤ラインはマスキングテープを細切りしたものを貼り付けた。
ヘルメットのシールド(バイザー)が無いので自作した。透明プラ板を曲げたら白化したので、手頃なブリスターパックのカーブ部分を切り出し、テプラで名前を印刷して貼り付けた。
完成したヘルメット
ボディと組み合わせる。
3.3.ボディの製作
3.3.1.ボディ前輪部分のパーツ段差ができる
ボディ前輪部分は別パーツになっている。金型で側面に穴を開けることができないからだろう。
しかし、段差ができるのでパテを盛ってヤスって整形。
3.3.2.マーキング
塗装パターンはキットとは異なるので、デカールが使用できない。
マスキングして塗装することにした。
デザインし、紙に印刷し、切り取る。剥がせる糊でボディに貼り付ける。
黄色文字は黄色を塗装してから文字を貼る。
3.3.3.ボディの塗装
ボディを塗装する。
先に隠蔽力の高いキャラクターブルーで下地塗装してから、隠蔽力の低いフタロシアニンブルーを塗装した。
マスキング剥がしたが綺麗には塗装されていないかった。紙を糊で貼ったのでエッジがきちんと貼れてなかったり、紙の切り抜きが綺麗でなかったり。
筆塗りで修正した。
3.3.4.中砥ぎ
クリアを4回位吹き重ねる。
最初の1回目は濃いめに、少しずつ薄めて吹く。
1週間くらい乾燥させる・・・・
クリアを吹いてテカテカしているが、よく見ると柚子肌になっている。
一旦、2000番位のスポンジヤスリでヤスった。
再びクリアを4回位吹き重ねる。
1週間くらい乾燥させる・・・・
まだ柚子肌っぽい。
もう1回、ヤスる。
再びクリアを吹き重ねる。
1週間くらい乾燥させる・・・・。
まだ柚子肌っぽいがあきらめることにした。
1000番位でヤスらないと凹凸が平らにならんかも。
乾燥の待ち日数が長いよ・・・・。
3.3.5.研ぎ出し
コンパウンドで磨いた。
柚子肌感はかなり消えました。
3.3.6.小物取り付け
サイドミラーは鏡面塗装が上手くできなかったので、裏面にピカピカテープを貼り付けた。
シートベルトはマスキングテープを黒く塗ったものを貼り付けた。
シャーシーと組み合わせる。
4.完成
”神は現れたと!”引用エフ
”汝・・・・・神をためすなかれ・・・・・” 引用 F エフ
”だめだハンス、どうやらボクは2位のようだよ・・・・”引用F エフ
”レースは”職業だからね・・・・。人生じゃない!”引用 F エフ
”そのとおり。ボクには未来が見えるんだ・・・・”引用エフF
”だから、ボクは絶対に事故らない!”引用エフ
”のんきな事を言わないでくれよハンスさん。大切なのは目の前のコーナーだ。ちがうかい?”引用Fエフ
”未来は・・・おおむね決定している・・・”引用エフ
”人間が神に近づこうとしても命を落とすだけだ。やめたほうがいい・・・”引用エフ
5.使用したもの
5.1.主な使用塗料
〇サーフェイサー:SF291 フィニッシングサーフェイサー1500ホワイト(C)
■ボディ:C110 キャラクターブル(C)ー → C322 フタロシアニンブルー(C)
■mutos文字:C58 黄橙色(C)
□他の文字:031 アルティメットホワイト(G)
■車体裏など:C33 つや消しブラック(C)
■エンジン各部:H-18 黒鉄色(H)、H-76 焼き鉄色(H)、C33 つや消しブラック(C)
■ドライバースーツ:C158 スーパーイタリアンレッド(C)
□クリア:Ex-03 Ex-クリアー(G)
△ウェザリング:なし
▽スミ入れ:なし
(C)クレオス、(G)ガイアノーツ、(H)クレオス水性
A→B:下地にAを塗装し、その上からBを塗装したことを示す。
5.2.使用キット
5.2.1.車本体
伊太利屋レイナード89D(今回の使用キット)
付属のタイヤとデカールが異なるが、基本のランナーはどのレイナード89Dも同じ。
キャビンレイナード89D
ワタナベダンロップレイナード89D
ワコールレイナード89D
5.2.2.フィギュア
フジミ1/24 ドライバー
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