F-8クルーセイダー 1/144(エリア88)製作。赤と青

F-8クルセイダー(CRUSADER)をエリア88(AREA88)に登場する、風間真(Shin Kazama)機、ボリス(Boris)機で製作しました。テーマは赤と青のコントラスト。

1.使用キットの特徴 ~F8-CだがF8-Eも可

1.1.キット構成

使用キットはプラッツ製、 F8U-2 CRUSADER “Jolly Rogers” (クルーセイダー”ジョリーロジャース”)1/144。プラスチック製インジェクションキット(プラモデル)だ。

最近のキットなので凹モールドで、パーツの合いも良好だ。

1.2.キットはF8-C(F8U-2)

F8U-2はF8-Cの旧称である。ちなみにF-8Cには赤外線シーカーはない。風間真(エリア88)の機体はF8-Eなので、コックピット前に赤外線シーカーが付いている。

※赤外線シーカー:キャノピー(風防)の前についている突起である。 赤外線探知装置。

エリア88の風間真機を作りたいのだが、赤外線シーカーがない。自作するか?面倒だし、まあ無くても良いか・・・。

1.3.謎のパーツは赤外線シーカー

Aランナーの12番のパーツ、説明書のどこにも登場しない。

なんだろうコレと思っていた。完成間近になって気が付いた。あ!これもしかして赤外線シーカーでは!?メーカーさんありがとう!これで風間真機も再現できます!

1.4.パイロットなし、駐機状態のみ

本キットには、射出座席、計器盤のパーツは付属しているが、パイロットは付属していない。(1/144でパイロット付きのひこーきモデルは見たことないが・・・)

また、駐機状態のみのパーツしか付属していない。飛行状態にするには改造が必要である。

2.製作コンセプト~赤(ボリス)と青(風間真)の対比

エリア88仕様で作る。このキットは1箱に2機分入っているので、風間真機とボリス機の2機が製作できるという寸法だ。

できれば、飛行状態と駐機状態の2種類を作りたい。ということで、2セット購入した。

色は風間真機はグレーと青と決まっている。ボリス機ははっきりしない。漫画だとおそらくグレー1色。スタジオぴえろ版のアニメだとデザート色、テレビアニメだとグレーと赤。並べた時に色合いが映えるように、青と赤にすることにした。さらに塗装パターンもアニメ版の塗装パターンではなく、風間機のブルー部分をそのまま赤に入れ替え、風間機と対極的な塗装とすることにした。

3.製作ポイント~改造箇所など

3.1.垂直尾翼のアンテナは削らない

垂直尾翼のアンテナを削るよう指示がある。

しかし漫画を見るとアンテナはあるので、削らなかった。

3.2.飛行状態に改造

3.2.1.機体下部を切り取る

キットのパーツは、駐機用のパーツしかない。飛行状態にするために改造することにした。

胴体下部に穴を空けた。

胴体下部の部品をカッターで切り分けた。

3.2.2.機体底に磁石を仕込む

一番底の部品に磁石を瞬間接着剤で固定した。完成時に磁石でくっつけて飾ろうと言う考えである。

分割した各パーツを接着する。磁石をつけたパーツは外れやすいかも?と思ったので、ランナーを切り出し、つっかえ棒をした。

切り分けた各パーツを接着した。が、段差が大きいので、瞬間接着剤で埋めて削った。

前輪部分の穴はプラ板で埋めた。

3.2.3.2機目はプラ板を貼った

1機目は段差を削るのに苦労したので、やり方を変えてみた。

キットの部品を流用せず、プラ板を切り出し接着。

なお、磁石を仕込んであるので、切ったり削ったりするときに、カッターもニッパーも、金属ヤスリもくっついて使えない。ひたすら紙やすりやスポンジヤスリで削る。

120番のスポンジヤスリなんてこれまで使ったことないけど、段差が大きいのでカガシガシ削った。苦労の程度は、まあ1機目と大差なかった。

3.3.主翼を畳んだ状態に改造

主翼を折畳んだ状態にしたい。そのため切って接着しなおすことにした。

どこで切ればいいか、確認するために一旦スミ入れ。

カッターで切って、垂直方向に接着。

4.デカールの自作

4.1.自作デカール~インクジェットプリンタ

デカールはA-one社のデカールシール使用。インクジェットプリンタで印刷するタイプだ。Photoshopでデザインし、パーソナルマーク類を作製した。

4.2.低い隠蔽力に対する対策

4.2.1.パーソナルマークの貼り付け

通常は、塗装してから最後にデカールを貼ると思うが、先にデカールを貼ってから塗装するという暴挙に出た。なぜなら自作デカールは隠蔽力が低く下地が透けるのである。

デカールを貼る下地(垂直尾翼)をあらかじめ白く塗装しておく。白の尾翼に、風間真、ボリスのパーソナルマークのデカールを貼る。

4.2.2.マスキング用シールの作成

デカールをマスキングしてから尾翼を機体色で塗装することにする。

注意点は、塗装後、マスキングシールを剥がすときに、パーソナルマークも一緒に剥がれてしまうリスクがある。これを防ぐ手段が以下の2つ。

(1)デカールをクリアーでコートしておく

尾翼をラッカー系塗料で塗装する予定なので、クリアーもラッカーを使う。一気に大量にラッカーを吹くとデカールを傷める可能性があるので、軽く砂吹きをする。これを何度か繰り返してコートする。

(2)マスキング用シールの粘着力を弱めておく

マスキング用シールは、a-one社のフィルムラベルシールでデカールと同じものを印刷し、同じ形に切り取る。透明な方が貼る時に位置を合わせやすいからだ。
また、フィルムラベルシールも粘着力の異なるものが売っているので、粘着力の弱いものを買うと良い。

作った透明シールをデカールの上から貼る。このとき、粘着力が強いとデカールが剥がれてマスク側に持って行かれる可能性があるため、貼る前に粘着面を指などでペタペタ触って粘着力を十分弱めておく

ボリス機の方は、羽の部分が細かすぎ、カッターで切り取る時にちぎれてしまった。羽の細かい部分を切ることはあきらめた。

4.2.3.垂直尾翼の塗装

さて、マスク(フィルムラベルシール)の上から塗装した。

マスクを剥がす。完璧ではないが、デカールも剥がれず割とうまくいった。なお、ボリス機は写真でピンクっぽい色に見えるが実際にはエンジ色である。

ボリス機の方は、マスクの羽の細かい部分は切り取らなかったため、デカールの周りが白い。赤でタッチアップ(修正)しても良いが、尾翼が赤でマークも赤だし目立たなくなるので、白のままにしておいた。

塗装は、2機並べた時に色合いが映えるように青と赤と対になるようにした。主役の風間機の色や塗装パターンは変えたくないので原作に忠実に、一方、ボリス機をアレンジして見た目のバランスを取った。ボリス機はアニメ版とは異なり、風間機の青部分をそのまま赤に変換した塗装とすることにした。

4.3.デカールとしてテプラも使用

さらに機体を塗装し、さらにデカールを貼る。

風間真機のシャークマウスはキット付属のデカールにはないので、パーソナルマークと同様に、A-one社のデカールシール 使用。

A88、RAAF、RAAF F-918Eのマークは、テプラで作成した。特にA88などの白色はインクジェットプリンタでは印刷できないので、テプラを活用する。

まえがき プラモデルを作成して、デカールやマーキングシールなど、シール類を貼る場面は多い。 ところが、キットに付属しているデカールやシールで...

5.コックピット部、その他の製作

5.1.パイロットフィギュアの自作

キットにはパイロットは付属していないので、自作する必要がある。
パイロットは、WAVE製 MOBILE STAFF 1/144を改造して使用した。

フェイスカーテンハンドルを0.3mmの真鍮線で作った。

5.2.赤外線シーカーの取り付け

赤外線シーカー部品があることに気が付いたので取り付け、筆で塗装した。

5.3.爆弾の搭載

キットにはサイドワインダー(ミサイル)は付属しているが、爆弾は付属していない。ハセガワ製 エアクラフト ウェポン Ⅰ アメリカ通常爆弾 セット 1/72 を使用した。

作りだめしてある中から、Mk.82(500ポンド爆弾)を搭載した。1/144に搭載すると、Mk.84(2000ポンド爆弾)くらいに見えるだろう。F-8はMk.84を2発まで搭載できる。

6.機体の完成

機体が完成しました。機体は、風間真とボリスの2種類、さらに駐機状態と飛行状態の2種類。翼は、広げた状態と、畳んだ状態の2種類。

胴体と翼は入れ替えて組み合わせができるように接着していません。

F8-E 風間機
F-8E ボリス機

7.背景類の製作

7.1.錆びた鉄骨の製作

100円ショップセリアで、「ねこブロック」を2セットとGPクリアを買ってきた。「ねこブロック」は材質がポリプロピレンなので、プラモデル用接着剤ではくっつかない。

ねこブロックの不要部分を切り取って、鉄骨の形に組み替えて接着した。

プライマーを塗ってから塗装する。
プライマーはガイアマルチプライマー(ミッチャクロン)を塗って、下地に錆びの色を塗装する。ガイアノーツ サーフェイサーエヴォ オキサイドレッドを塗装した。

ケープを吹いてから、水性アクリルのグレーを吹いた。

そのあと、水にぬらした筆で部分的に塗装を剥がし、錆びている雰囲気を出す。

8.イメージ写真

ブルー1、テイク・オフ!!

ブルー2へ!!地上滑走ののちランディングテイク・オフせよ!!

敵戦闘機、音速で低空侵入!!
いい腕だ、外人部隊の連中だな!!

絶対に防衛圏内に入れるな!!牙を出せ!!

ズバッ ズザアアアッ

うおおっ!!

ふはははは!みたか、外人部隊め!!

敵、2機侵入!!絶対防衛圏内を突破されました!!
そ・・・そんな、バカな!!

目指したのは赤と青のコントラスト

漫画 エリア88「その男、ボリス」(新谷かおる氏)より

9.使用したもの

9.1.主な使用塗料

●サーフェイサー:未使用
機体下面:C316 ホワイトFS17875(C)
機体上面:C315 グレーFS16440(C)
機体 風間機:C328 ブルーFS15050(C)
機体 ボリス機:C81 あずき色 + C41 レッドブラウン + C100 マルーン(C)
エンジン:C61 焼鉄色(C) → C104 ガンクローム(C)
▼スミ入れ:WC06 マルチグレー(W)
※(C)クレオスMr.カラー、(G)ガイアノーツカラー、 (M)モデルカステン、 (TE)タミヤエナメル 、(TA)タミヤ アクリル、(W)クレオスMr.ウェザリングカラー、(A)クレオス アクリジョン
※A→B:Aを下地に塗り、上からBを塗ったことを表す。
※A + B:AとBを混ぜて使用したことを表す。

※塗料は、amazonなどで買うより量販店で買った方が安いので、amazonなどのリンクは貼りません(まれに逆転していることもあるが)。量販店などで探して買ってください。おすすめはヨドバシです。

9.2.使用キット

プラモデル:1/144 F-8クルセイダー。 1/144サイズのF-8はプラッツのこのキットのみ。1/144は品切れになりやすいので早めに確保しておいた方が良いです。

↓amazonの場合

プラッツ 1/144 アメリカ軍 F8U-2 クルセイダー ジョリーロジャース 2機セット プラモデル PDR-6

↓楽天の場合

プラッツ PDR-6 1/144 F8U-2 クルセイダー ジョリーロジャース 2機セット プラモデル (ZS65569)

9.3.使用した自作用デカール

プラモデル関連メーカからも自作デカールが出ているが、高かったり入手性が悪かったりするが、a-oneは会社は3M(スリーエム)なので安くて入手性も抜群である。

↓amazonの場合

エーワン 自分で作るデカールシール 透明 はがき 2セット 81024

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エーワン A-one 自分で作るデカールシール[インクジェットプリンタ用] (透明/はがき) 81024[81024]

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