プラモデル塗料のうすめ液(シンナー)を買ってくると大きいタンクに入ってたりするので、そのままでは使いづらいので小分けしたい。容器とスポイトを紹介しておく。
0.うすめ液の容器が大きくてそのままでは使いづらい
プラモデル用の塗料うすめ液などの溶剤は、より大容量の方がコストパフォーマンス(安い)に優れるため、特大サイズをよく買ってくるのだが、容器が大きくてそのままでは使いづらい。
クレオスは400mlが最大だが、ガイアノーツは1ℓサイズが最大で、大きくて重いので、小さな容器に小分けして使いたい。
小分け容器にいれるにしても、入り口が狭いものが多いので、移し替えるとき絶対こぼれる。
クレオス、ガイアノーツは別売りで注ぎ口も売っているが、巨大な容器は持ちづらく、容器を傾けても、中身が大量に出てしまう。
なお、ガイアノーツの注ぎ口の形状は、下の図のように中身が放物線を描いて出るので、この状態で使用すると、実際には緑色の付近に中身が落下するので、注意が必要だ。
クレオスの注ぎ口は使いやすいとの話も聞くが、ウォルにはうまく使えず、中身がドバーっと必要以上に出る。
なので、注ぎ口は、巨大容器から小分容器に移し替える時は便利(左写真)だが、塗料皿に入れる時はとても使いづらい(右写真)。
ちなみに、ガイアノーツとクレオスの注ぎ口は、寸法が異なるので、逆に付けることはできない。
クレオスはクレオス、ガイアはガイア専用だ。
従って、スポイトの出番になるのだが、プラモデル用品で一般的に良く売っているスポイトはサイズが小さいものが多い。ガイアノーツの1ℓサイズだとスポイトが容器の底まで届かない。
下記写真のスポイトと容器(ドロッパーボトル)を買ってみたら使いやすかった。
スポイトは商品名がケミカルスポイトと書いてあり、容器はスポイトボトルと書いてある。
1.扱いやすい大きさのスポイト
ガイアノーツの1ℓサイズに対して、スポイトは2mlサイズが使いやすい。
下の写真左が1mlサイズ、写真右が2mlサイズのもの。
ガイアノーツの特大サイズだと、1mlサイズは底まで微妙に届かない。2mlだと底まで十分届く。
ちなみに2mlのスポイトは、クレオス特大サイズも下まで届く。
1mlサイズのスポイトはどこまでが1mlかと言うと、目盛が付いていて、下写真の赤矢印のところまでが1ml。
この1mlのスポイトで目一杯吸い上げてハンドピースに入れたら、カップ2/3くらいの高さまで入った。
写真はクレオスのハンドピースでカップサイズは10ccなので、1mlのスポイトで目一杯吸い上げると、4~5ml(cc)くらい入るようだ。
ちなみに2mlのスポイトで目一杯吸い上げると、10ccカップになみなみと入ったので、8~9ml(cc)くらいのようだ。
ちなみに5mlクラスの大容量スポイトになると、目一杯吸い上げたとき、先端からポタポタ垂れてくる。
2.容器(ドロッパーボトル、スポイトボトル)
60mlタイプ
このような容器って普通何て言うの? 単に容器だとなんの容器かわからないし、 ドロッパーボトル?オイラー? 商品名はスポイトボトルって書いてあるけど、スポイトボトルって名称は知らなかったな。
材質も気にした。ガラスだと大丈夫だが、樹脂だと溶剤を入れて溶けないかどうか?
安っぽい樹脂だと溶剤にやられて溶ける可能性がある。香水(アルコールを含む)や薬品系を入れることを想定するボトルなら大丈夫だと思う。
PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)なら大丈夫そうである。
ちなみにPE、PP以外の樹脂でできた容器は、アルコールを入れると大体は日数が経つと破損する。
購入した容器はPE製。先端に穴が空いてなかったので、ピンバイスで穴を開けた。
自分で先端を開けるのは面倒な気もしたが、自分で好きな太さの穴を開けてくださいと言うことだろう。
一般の人なら、なんだ穴が開いてないじゃん!使えねー、と言うかもしれないが、モデラーならピンバイスくらい持っていて当然なので全く問題ない。
また100円ショップで購入したシールを貼って溶剤の種類を区別した。
購入したのはこの容器シリーズで一番大きかった60mlサイズ。うすめ液の小分け容器としてはちょうどよいくらいのサイズ感だと思うが、ハンドピースの清掃用にガンガン使うとすぐ無くなるので、清掃の溶剤用としては同じものを2本用意しておくと良いかもしれない。
薄め液をハンドピースの洗浄などに頻繁に使うと、60mlはすぐに無くなってしまうので、中身の補充が面倒である。
120mlタイプ
で、もっと大きいサイズを買ってみた。
材質が低密度ポリエチレンと言うのが気になったが、amazonのコメントにも溶剤入れて使ってる人がいるらしいので大丈夫そうである。
小さいスポイトやろうとなどが付いていて、12本入りでだった。
入り口が小さいので、ろうとが付いていて親切!と思ったが、ろうとが小さすぎて使いづらい。すぐにあふれてしまう。
従ってスポイトで補充するのが良い。塗料皿に出すなら1mlスポイトでもいいが、120mlのボトルだと大変である。多少ポタポタ垂れても5mlクラスのスポイトを1本くらい持ってた方が取り回しが良い。
先端は金属の注射器のようになっていてフタができるようになっている。
キャップ部分が、白、赤、橙、緑、青、黒で色分けできる点が気に入りました!
中身をキャップの色分けで区別できます。
頻繁に使う溶液を120mlの大きいボトルに、たまにしか使わない、少量しか使わない溶液をボトルを60mlの小さいボトルに入れました。
ウォルは最初、60mlを買って後から120mlを見つけて買ったので、2種類活用していますが、ジャマでなければ120mlだけで良いかもしれません。
3.紹介したもの
スポイト
1ml
塗料皿に出すならこのくらいの小さい方がおススメ。
2ml
ガイア1000mℓタンクから溶剤を拾うならこのサイズがおススメ。
10本もいらん人はこれ↓
3ml
5ml
120mlクラスのドロッパーボトルに移し替えるなら、このくらい大きい方が使いやすい。
↑大きくて扱いづらいが1本くらいは大きめ容量を持っていた方が便利。
ドロッパーボトル
60mlタイプ(中容量)材質PE
↑記事で説明したように、先端に穴が空いていないので自分で開ける必要がある。
モデラーなら当然ピンバイスくらい持っているよね?なかったらピンバイスとか千枚通しとか用意しておいてください。
120mlタイプ(大容量)材質LDPE
30mlタイプ(小容量)
おなじシリーズで30mlの小さいサイズもありました。
↓20本もいらんよね?
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