P-51Dマスタング筆塗り塗装しました

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スケールモデル(車・飛行機・戦車・船)
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製作コンセプト

筆塗りで塗装。筆塗り塗装は練習したいんですよ。エアブラシと違って筆塗り塗装はとても難易度が高く上級者向けだ。展示されている飛行機モデル(1/48)で筆塗りと書かれた作例を見たことあるけど、やはりムラがあまり目立たずきれいに塗装されていた。 相当な練習、経験を積まないときれいに作れないんだろうと思う。 今回シルバーでも筆塗りで行けるのか?と思ったので、シルバー系の機体を選んでみた。またキットは練習用のつもりで買ったものなので、千円未満で買えるものである。

組み立て

箱の中はスカスカである。ガンプラしか作ったことのない人はボリュームのなさにお得感がなくてがっかりするかもしれないが、ひこーきモデルはこれで普通である。逆にスケールモデラーがガンプラを見ると、うわ、パーツが多い!って思うだろう。

パーツ数が少ないので、これだけのパーツで形になるのか?と思うこともあるがなんと、これで十分形になるのである。

イタレリ製かと思ったが、どうも違うらしい。タミヤ製のようである。いや、どっちかよくわからないが。パーツ同士の合いはとても良い。ぴったり合う。しかも凹モールドである。安いわりにとても良いキットだと思う。ガンプラしか作ったことない人はパーツがピッタリ合って当たり前と思うかもしれないが、ひこーきモデルってね、パーツがピッタリ合わないことが日常茶飯事なんだよ。バンダイ脅威の技術力である。

コックピットの組み立て

戦闘機モデル定番のコックピットの製作から。

HUD(ヘッドアップディスプレイ)は透明パーツである。

内装を塗装しておき、コックピットを挟んで組み立てる。

流し込み接着剤によくあるミス発生!

コックピット接着で、流し込み接着剤を使ったのだが、接着剤が裏側にまで回り込んでしまい、接着剤がボディ表面に付着してしまった。

これだから嫌なんだよな、流し込み接着剤。と言っても、通常接着剤より流し込み接着剤をよく使うが。注意して使わないとちょっと気を抜いた時にこうなってしまう。今回、リモネン系の流し込み接着剤を初めて使ったのだが、ひょっとして、リモネン系は普通の流し込み接着剤より粘性が低くて流れやすいのだろうか?

モールド消えるかもしれないが、しょうがない。ペーパー掛けして表面を削り落とし平滑にする。目立たなくなった。

また、知らず知らずのうちに手に接着剤が付いていて、それでパーツを触ることで、いつの間にかボディに指紋の跡がついていて、気持ちが萎えることも良くある。

増槽タンクをつけるために穴を開ける指示があったのでピンバイスで穴を開けた。面倒だと思うかもしれないが、増槽をつけたくない人は穴が空いていない方がありがたい。

いよいよ、筆塗り塗装

ボディのシルバーを塗装した。使用した塗料はアクリジョン。アクリジョンはこれまでの経験で隠蔽力が低いことはわかっていたが、今回、白や黄色ではなくシルバーなので問題ないと思った。

パネルごとに少しずつ塗料を載せていく。使用した筆はごく普通に手に入るタミヤの平筆No.0。大きい平筆で一気に塗ったりしない。小さめの筆で少しずつ塗る。一回塗っただけではやはり下地のパーツのグレーが所々透けて見えている。乾くのを待って、少しずつ4回塗り重ねた。

アクリジョンのシルバーで塗ったが、フラットなシルバーではなく、意外にキラキラした輝きのあるシルバーになる。とてもいいよこれ。アクリジョンのシルバー。とても良い。

上の写真のように貼ったデカールが映り込んでいる。

シルバー1色だと情報量が少なくてつまらないので、部分的にシルバーにグレーを加えたもの、シルバーに黒鉄色を加えたものを薄く塗ってみた。傷んだ鉄板を修復した後のようなイメージである。

ノーズの青い部分は、インディブルーで塗装した。つやを出したいのだが、どう塗ってよいかわからなかったが、少しずつではなく、塗料をたっぷりつけて一気に塗った。

最初からたっぷり塗らない方が良い?のかもしれないが、結果は良い感じに光沢になったので結果オーライである。

まとめ

シルバーで筆塗りしたが、ムラが目立つところと目立たないところがあるので、上手く塗れば、シルバーは筆塗りでも十分いけそうである。

使用塗料

使用塗料はすべてアクリジョン
シルバー1:N8 シルバー
シルバー2:N8シルバー + N61 明灰白色
シルバー3:N8シルバー + N18 黒鉄色
ノーズ部:N15 インディブルー
■プロペラ黒:N12 つや消しブラック
プロペラ黄:N1 ホワイト → N4 イエロー(※1)
エンジン部:N47 レッドブラウン
機体内部:N6 グリーン + N4 イエロー
射出座席: N6 グリーン + N47 レッドブラウン(※2)
(※1)イエローは隠蔽力が最も低いので、下地に一度ホワイトを塗っておかないと発色しない。
(※2)オリーブドラブが手元に無かったので、 緑と茶で作った。
※塗料はすべてクレオスのアクリジョンで筆塗り
※A+Bは塗料AとBを混ぜて使用したことを表す。
※A→Bは塗料Aを下地として塗ってから、上に塗料Bを塗ったことを表す。

使用キット

タミヤ 1/72 ウォーバードコレクション No.49 アメリカ陸軍 ノースアメリカン P-51D マスタング プラモデル 60749

↑パーツはピッタリ合うし、安いし、凹モールドだし、良キットである。

タミヤ メイクアップ材 モデリングブラシHFスタンダードセット 87067

↑筆は最初はまずこのあたりを買っておくとよい。 平筆No.2(幅約6mm)、平筆No.0(幅約4mm)、面相筆(極細)の3本セットである。もっと高級そうで高性能そうな筆も売っているが高いし入手性も悪い。高級筆を使うのはもっと腕が上がってからかな。

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