模型撮影におすすめ!接写に強い寄れるカメラ

機材・工具・塗料・材料

よくみんなボケ味を活かした写真を撮りたいと言う。しかしプラモデルなどの模型撮影でボケなどいらんのだ!近くから遠くまで全領域でピントが合って欲しい。また、細部を拡大して写したいことも良くあるため、マクロ撮影にも強くないといけない。高価なカメラは財布が厳しいし、色々悩んだ挙句、比較的入手しやすい価格で、しかも接近戦に強いカメラを購入したので紹介しよう。

1.模型や小物撮影に適したカメラはこれだ!

まず結論だが、ウォルが模型や小物撮影、特に接写におすすめのカメラはこれである。

『 OLYMPUS Tough TG-6 』

オリンパス デジカメ TG-6

1.1.模型撮影に適したその特徴

〇対象物に非常に接近できる。1cm(顕微鏡モード
全域にピントを合わせられる。(深度合成フォーカスブラケット
〇接近してもカメラの影が入りにくい。(カメラの形、ライトガイド)
RAWで撮影できる。(高級カメラ並み)
〇コンデジなので小さく扱いやすい、機動力抜群、一眼レフより安い。

元々はアウトドア用カメラとして設計されていて、名称にタフと付いているように、頑丈で水中撮影モードなどもある。魚、虫や花などを拡大して撮るのが得意なようだ。

2.接写できる、拡大できる

2.1.接近してしかもズーム(拡大)で撮ることが可能

一般的なデジカメはマクロモードで5cmまで接近できる。
TG-6はマクロモードとは言わない。顕微鏡モードだ!この強気のネーミング!
対象物に1cmまで接近できる。しかもその状態からさらに4倍ズームできる。
さすがオリンパス、顕微鏡とか胃カメラなどを作っている医療機器メーカーである。 顕微鏡の名に恥じないモードだ。

ウォルが製作したビークルモデル、ミレニアム・ファルコンをサンプルとして、近接撮影してみた。模型は全長10cm位の大きさである。

まず、ウォルが持っているSONY Cyber-shot DSC-HX90Vでぎりぎり近づいて撮ってみた。

このカメラのマクロモードも最短距離は5cmだが、無理して 3cmくらいまで近づいているので、写ってはいるが、コックピット部のピントが少々甘い。
さらに、コックピットを画面いっぱいに収めるくらいまでズームしてみた。

全くピントが全く合わない。なにが映っているのかさっぱりわからない。

さて、本命、TG-6の顕微鏡モード、4倍ズームで撮ってみた。

ミレニアム・ファルコンのコックピットを画面いっぱいに写すことができ、しかもピントが合っている。これなら極小部分でも拡大し精密に写真が撮れる。

たまにはこんな写真を撮ってもいい。

道端の小さな花。顕微鏡モードで拡大だ!

普通に近所の桜撮影。こんなのも良い。

2.2.接近しても影が写りにくい

SONY Cyber-shot DSC-HX90V でミレニアム・ファルコンのセンサーディッシュ(丸アンテナ)を撮ってみた。

接近して撮る場合、自分のカメラのレンズの影が入ってしまうことがよくあるのだ。

このカメラはフラッシュ付きである。フラッシュを使った。

多少良くなったが、フラッシュはカメラの上側についている。従って、画面の下の部分はやっぱり影になりやすい。

ところが、TG-6だとあまり影ができないのだ。

これはレンズが飛び出して(沈胴式)いないからだと思われる。それでも覆いかぶさると、カメラ本体の影が多少入ってくるので、気になる場合は、オプションのLEDライトガイドと言うのがある。

これを装着するとレンズ周り全体を光らせることができる。対象物に上下左右から光を当てることができるのだ。

3.全域でピントを合わせることができる

キーワードは、深度合成フォーカスブラケットだ。
絞りを狭くしてピントの合う範囲を広くするのではなく、すべてにピントを合わせるのだ。

3.1.深度合成

ウォル所有の古い一眼レフ、Canon EOS Kiss Digital Xの標準レンズでミニカーを少し離れたところから撮った。

Canon EOS Kiss Digtal X F5.6 1/13s ISO100 53mm +0.3EV

良く言われるボケ味を出した写真だ。先頭の車以外はボケてて見えない。古いカメラだが、さすが一眼レフ、深みのあるいい味だしている。だがしかし、ジオラマなどで作品全体を見せたいときはこれでは困る。逆にボケてほしくない。

SONY Cyber-shot DSC-HX90V で接近してマクロで撮ったらこうなった。

SONY Cyber-shot DSC-HX90V F3.5 1/30s ISO160 4mm ±0EV

コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)なので、センサーサイズは小さく(1/2.3型)被写界深度が深いので、ボケ感は先ほどの一眼レフより少ない。しかし一番後ろの車は完全にボケている。

絞り優先モードでF値を8まで上げた。このカメラではF値は8までしか上がらなかった。

SONY Cyber-shot DSC-HX90V F8.0 1/3s ISO100 4mm ±0EV

さすがSONY。このカメラのレンズはカールツァイスである。良い感じを出してきた。それでも、大きな写真で見ないとわからないが、まだ一番後ろはピントが甘い。

TG-6での顕微鏡モードの深度合成である。

OLYMPUS Tough TG-6 F3.2 1/30s ISO800 5mm ±0EV

完全にピントが合っている。

3.2.広角具合もイイ感じ

最初のEOS Kissで撮った写真は、離れたところから撮っている(望遠)なので、模型の形に歪みが無い。が、少し迫力に欠ける。
次のサイバーショットで撮った写真は、広角24mmなので遠近感の迫力が出ているけど、ちょっとやりすぎ感がある。違和感を感じるほど歪んでいる。

TG-6は広角25mmで、わずかだがサイバーショットより1mm望遠寄り。さらに、深度合成すると若干トリミングされるようである。従って必然的に少し遠くから撮影することになるので、さらに望遠寄りになる。結果、ちょうど良い具合の広角になるようだ。

OLYMPUS Tough TG-6 F3.2 1/30s ISO800 5mm ±0EV

EOS Kissの標準レンズのより広角で迫力あるし、サイバーショットほど歪みすぎていない。いい具合だ。

3.3.フォーカスブラケット

他のカメラでもフォーカスブラケットと言う機能を持っているカメラがあるが、TG-6にもこの機能があるので試してみた。深度合成同様、全域にピントを合わせることができる。しかしこちらはPhotoshopなどの画像編集ソフトで編集する必要がある。

ピントを少しずつずらした写真を沢山撮ってくれる。この沢山の写真Photoshopなどに取り込んで合成するのだ。

少しずつピントがずれた写真を多数合成する。若干トリミングされるので、若干狭くなる。

良い感じだ。全ての車にピントが合っている。

4.TG-6のオプション

TG-6のオプションも幾つか紹介する。

4.1.LEDライトガイド(小物の近接撮影に必須!)

LEDライトガイド(LG-1)。LEDのオプション。すでに説明済だが、レンズ周り全体を明るくすることができる。水中使用不可。常時発光できるので、光らせた状態でモニタで写り具合を見ながら撮影できる。

接近して小物を撮るとき、カメラ自身の影を消すために、必須オプションだと思う。

4.2.フラッシュディフューザー(アウトドアなら必要)

フラッシュディフューザー(FD-01)。フラッシュのオプション。光量はLG-1より強め。水中使用できる。撮影する瞬間にしか光らないから、様子は撮影した後にしか確認できない。

※ウォルは購入していないので、写真はOLYMPUSのウェブサイトから引用。

補足

ちなみに、LEDとフラッシュの違いが判らないかもしれないが、光る場所が違う。
LEDは常時点灯できるが、フラッシュは一瞬しか光らない。

小物撮影(模型撮影)のように、蛍光灯など周辺の明かりがすでにあり、接近してできる影を消すため光を補う目的で使うなら『LEDライトガイド』がいい。
一方、外で花や昆虫撮影のように、周りが暗くてブレを防ぎ、シャッタースピードを速くしたい場合なら 『フラッシュディフューザー』が良いと思う。すなわち、一般的にカメラでフラッシュを焚きたいと思う場面である。 フラッシュディフューザーもレンズ周り全体が光るので、接写用のフラッシュに適している。

4.3.コンバーターアダプター、フィルター(40.5mm)

ポイント

このカメラのレンズ周りのサイズは40.5mmである。何かフィルターをつけようと思う人は、他社製でも40.5mmのサイズを買うとあう。

4.3.1.コンバーターアダプター

コンバーターアダプター(CLA-T01)は、TG-6にさらに追加レンズやフィルタを装着するときに使う、連結部分である。何かフィルターなどをつける時は、このオプションが必須。
このアダプタにはレンズキャップもついてくるのでカメラ未使用時にはレンズの保護もできる。

レンズキャップは、OLYMPUSとロゴが入っていてカッコいい。
白状すると、ウォルがこれを買った理由の半分以上は、このカッコいいレンズキャップが欲しかったからだ!

4.3.2.カラーフレームフィルター

ただし、コンバーターアダプターは穴が空いているだけなので、カメラ本体のレンズ面が保護されない。未使用時はキャップがあるが、使用時にゴミとか入りレンズに傷つけたりしそうだ。

と言うわけで何かフィルターをつけよう。サイズは40.5mm。おすすめはこれ。
ケンコー製グロスカラーフレームフィルター、ちょうどレッド色がある。

コンバーターアダプターの上に装着する。このフィルターを付けるとこんなイメージ。

かっこいい~

カメラ本体が赤なのに、フィルターが黒だとイマイチである。
これだとカメラ本体と色がマッチするので、オシャレ。

なお、これは単なるレンズ保護なので、特にフィルター効果はない。

4.3.3.PLフィルター

こちらはHAKUBA製PLフィルター40.5mm。コンバーターアダプターの上に装着する。

PL(偏光)フィルターはコントラストを良くしたり、反射を押さえたりする効果がある。空がより青くなったりとか、水面の反射を抑えるとかそんな感じ。

TG-6に取り付けるとこうなる。

注意

PLフィルターは反射を抑えるフィルターである。従ってグロス(光沢)塗装の模型撮影には向かない。

車のプラモデルのつるつるテカテカ、ピカピカ具合を撮ろうと思っても、光の反射が少なくなるので、グロス塗装の魅力が半減する。
光沢塗装のものを撮影するにはPLフィルターはつけない方がいい。

4.4.レンズバリア(コンバーターアダプターなしなら推奨)

TG-6のレンズはむき出しである。前項のフィルターを付けないなら、レンズを保護するためのレンズバリア(LB-T01)があると良い。

※ウォルは購入していないので、写真はOLYMPUSのウェブサイトから引用。

コンバーターアダプターと保護フィルターがあればレンズ面を保護できるので、レンズバリアは必要なしと判断し、ウォルは買っていない。しかし、逆にコンバーターアダプターを買わないなら、レンズ面保護のためにこちらを買った方が良いと思う。
※ちなみに知らないメーカーの互換性の安いレンズバリアを買ったが、ちゃんと開閉せず使い物にならなかった。純正品を買った方がいい。

4.5.オプションの排他に注意

LEDライトガイド、レンズバリア、コンバーターアダプターなどはそれぞれ排他である。
同時に付けることはできないので、必要に応じてつけ替えが必要になる。

4.6.液晶保護フィルム

液晶画面には保護フィルムを貼りましょう。

HAKUBA製でTG-6用の『耐衝撃×撥水』タイプと『親水』というタイプがあった。水中撮影するなら『親水』だが、ウォルは水中撮影はしないので『耐衝撃』タイプを貼った。

5.他の特徴、仕様など

5.1.RAW撮影可能

TG-6はRAWデータも撮影できる。RAWだと4000×3000ドットである。拡張子はORF。

5.1.1.Olympus Workspace

オリンパスのデジカメを購入した人は、RAW現像・編集できるソフトがダウンロード、使用できる。

Olympus Workspace
引用:OLYMPUS Websiteより

オリンパスのホームページ
→製品紹介→ソフトウエア→Olympus Workspace
からダウンロードできます。

5.1.2.Photoshop CS6でORFを読み込む

ウォルは普段Photoshopを使用しているので、RAWソフトもPhotoshopが使いやすい。が、CS6でバージョンが少々古い。
Photoshop CS6 では、キャノンのCR2はそのまま読み込めるが、オリンパスのORFは読み込めなかった。

AdobeのDNG Converterを使って、拡張子をDNGに変換すれば、Photoshop CS6でも編集できる。

フォルダを選択し、変換を押せば、そのフォルダ内のORFが全てDNGに変換される。

5.2.アウトドア仕様

耐衝撃、防水なので水中写真も撮れるし、面白い機能として測位情報が表示できる。もちろんGPSも搭載している。

方位、温度(水温)、気圧、標高(水深)、緯度、経度が表示される。

また普通のカメラは動作環境0℃~40℃だと思うが、このカメラは-10℃~40℃である。さすがアウトドア仕様だ。

5.3.他の仕様など

・F値は解放で2.0

明るいレンズである。

・センサーサイズは1/2.3型

コンデジとして普通。有効画素数は1200万画素で少なめ、下手に画総数が多いと画質が下がるのでむしろ好感が持てる。

・ズームは4倍

ズームは光学4倍まで。遠くのプラモデルを望遠で撮るわけではないので高倍率はいらん。

・Sモード、Mモードなし

A(絞り優先)モードなどはあるが、S(スピード優先)モード、M(マニュアル)モードがない。露出は手動で変えることができるが、シャッタスピードは手動でいじれないようだ?SCNモードで『スポーツ』とか『キッズ』とかあるので、動きの速いものが撮れないと言うことではない。仕様ではシャッタースピードは1/2~1/2000と書いてある。

・動画は4K

最近のカメラなので動画は4Kに対応、ハイスピード(スローモーション)ムービー、ライブコンポジット、プロキャプチャー、パノラマ、も撮れる。

6.紹介した機材

6.1.カメラ本体

(1)OLYMPUS Tough TG-6 レッド

OLYMPUS デジタルカメラ Tough TG-6 レッド 1200万画素CMOS F2.0 15m 防水 100kgf耐荷重 GPS 内蔵Wi-Fi TG-6RED

(2)OLYMPUS Tough TG-6 ブラック

OLYMPUS デジタルカメラ Tough TG-6 ブラック 1200万画素CMOS F2.0 15m 防水 100kgf耐荷重 GPS 内蔵Wi-Fi TG-6BLK

6.2.オプション

(3)LEDライトガイド(LG-1)

TG-3,4と書かれているが、TG-6にも装着できる。
レンズ周りを常時光らせる。影を消したいときなど補助光として便利。

OLYMPUS デジタルカメラ STYLUS TG-4/TG-3 Tough用 LEDライトガイド LG-1

(4)フラッシュディフューザー(FD-01)

レンズ周り全体をフラッシュさせることができる。暗いなど接写でフラッシュさせたいときに便利。TG-4用と書いてある。ウォルは購入していないが、TG-6の説明書に別売りアクセサリーとして書かれているので装着できるはず。

OLYMPUS TG-4用 フラッシュディフューザー FD-1

(5)レンズバリア

コンバーターアダプター装着しないなら、こちらを買った方が良い。

オリンパス レンズバリア LB-T01

(6)コンバーターアダプター(CLA-T01)

TG-1,2,3,4用と書いてあるけど、TG-6にも装着できる。 これを買うなら、レンズバリアはいらないと思う。

OLYMPUS コンバーターアダプター TG-1,TG-2,TG-3,TG-4用 CLA-T01

(7)カラーフレームフィルター
機能なし。レンズ保護だけ。

Kenko レンズフィルター Gloss Color Frame Filter 40.5mm レッド レンズ保護用 240557

(8PLフィルター

HAKUBA 40mm PLフィルター サーキュラーPL 色彩強調・反射光抑制 小口径用 日本製 CF-CPL40D

(9)液晶保護フィルム

HAKUBA デジタルカメラ液晶保護フィルム 「耐衝撃」「撥水」タイプ OLYMPUS Tough TG-6 専用 DGFS-OTG6

7.まとめ

とりあえず、まず買うなら、(1)カメラ本体+(6)コンバータアダプター+(7)カラーフレームフィルター+(9)液晶保護フィルムの構成で買っておくのおすすめ。

このスタイルですコレ!OLYMPUSのレンズキャップがカッコいいじゃん。
良くあるブラックより、オシャレなレッドがいいぞ!

オリンパス、カメラ事業から撤退するって言ってるけど残念!
このカメラで初めてオリンパスが大好きになったんだけどなー!!
オリンパスのカメラ欲しい人は今のうちに買っておいた方がいいのかな?

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