3原色CMYの塗料からRGBを作れるのか?(混ぜる比率は?)

機材・工具・塗料・材料

プラモデルの塗料が増えすぎて困る。収納スーペースからあふれている。
3原色、シアン、イエロー、マゼンタで全ての色が作ることができれば、塗料を沢山抱えなくて済む。
例えば、青、赤、緑は簡単に作れるのか?
使用したのは、色ノ源、アクリルガッシュのシアン、マゼンタ、イエロー。

1.色の3原色、シアン、マゼンタ、イエロー

色の話でよく見るのが、色の3原色の図である。

色の3原色の図
色の3原色の図

シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブルー(B)、レッド(R)、グリーン(G)、ホワイト(W)、ブラック(K)とする。

C+Y=G、C+M=B、Y+M=R、C+M+Y=Kになると言われている。Wは下地の色だ。

2.使用した塗料の紹介

この記事で使用した塗料は、下記である。

アクリルカラー(水性)

100円ショップに売っていたもの。水で薄めることができ、乾くと耐水性になる。透明感(下地が透ける)があり光沢が出る。プラスチックにも塗れる。青、黄、赤各20ml。

アクリルカラー
アクリルカラー

白は売り切れていたので買えなかった。

アクリルガッシュ(水性)

サクラクレパス製。水で薄めることができ、乾くと耐水性になる。不透明(下地が透けない)でつや消しになる。プラスチックにも塗れる。セルリアンブルー、マゼンタ、レモンイエロー各12ml。

アクリルガッシュ
アクリルガッシュ

アクリルガッシュのメーカーは他にもターナーとか、ホルベインとか、ぺんてるとか色々ある。

色ノ源(ラッカー)

GSIクレオス製、色ノ源。ラッカー系なので専用のうすめ液で薄める。透明感(下地が透ける)があり光沢が出る。プラモデルに使用することを想定して作られている。シアン、マゼンタ、イエロー各18ml。

色ノ源
色ノ源
アクリジョン(水性)

GSIクレオス製のアクリジョン。水で薄めることができ、乾くと耐水性になる。クリアと光沢とつや消しがある。プラモデルなど模型に使用することを想定して作られている。マゼンタは発売されていない。

アクリジョン
アクリジョン

N-25 スカイブルーはシアンと言ってもいいと思われる。しかし、模型用の水性塗料にはマゼンタは無い。一番近そうな色でも、マルーンか、ピンクだ。

補足(エナメル系塗料)

ガイアノーツから、エナメル塗料の純色シリーズが出ている。シアン、マゼンタ、イエロー、他にグリーン、バイオレットも発売されている。

この記事での写真の見方説明

この記事では、パレット(牛乳パックの裏)の一番上にC相当の色、左下にY、右下にM相当の色を配置する。

パレット
パレット例

それぞれの中間の場所に、隣接する各色を1:1で混ぜた色を塗る。
ついで気が向いたらに2:1なども置いてみる。
分量は測ってはおらず、目分量なので不正確である。

3.RGBよりCMYの方が彩度が高い

RGB vs CMY

アクリルのRGBと、アクリルガッシュのCMYで比較。

アクリルとアクリルガッシュの塗装パレット
RGBとCMYの比較

RGBを混ぜた色よりも、CMYを混ぜた色の方が彩度が高い。

これはラッカー系塗料でも同じ

混ぜた塗料を入れたパレット
赤青マゼンタシアン

黒っぽくてよくわからないので、それぞれ白を混ぜてみた。

塗料パレット拡大
赤青マゼンタシアン

・赤+青を使った方はグレーっぽい紫
・M+Cを使った方は鮮やかな紫

アクリジョン

アクリジョンにマゼンタ相当の色が無い。マルーン、マルーン+ピンクを使ってみた。

アクリジョンのパレット
アクリジョン

スカイブルー、イエローは彩度が高いが、マルーン加えると彩度低い。
模型用の水性塗料でもマゼンタを発売してくれれば、アクリルガッシュや色ノ源のように鮮やかな色が作れると思われる。

4.RはM多め、BはC多めに入れる、Gは1:1で良い

C+YでG、Y+MでR、M+CでBが作れることになっているが本当か?

アクリルガッシュ、色の源
アクリルガッシュ、色の源

<緑>
緑は、アクリルガッシュも色ノ源も、C1:Y1で混ぜれば緑に見える。

<青>
アクリルガッシュで、一般の人が純粋な青と認識する色は、おそらく、C2:M1の分量で混ぜた色。
1:1だと紫っぽい。
色ノ源だと、1:1だと藍色っぽい。やや万年筆のインクっぽい青だ。
青を作るにはややシアンを多めに入れた方がよさそうだ。

<赤>
アクリルガッシュでY1:M1だと理屈では赤になるはずだが橙にしかならない。
色ノ源だと朱色。マゼンタを多めに混ぜるとかなり赤に近くなるが、朱色っぽい赤だったり、紫っぽい赤だったり、純粋な赤だと思える色を作るのは難しい

赤:イエローよりマゼンタを多めに入れると良いが難しい
青:マゼンタよりシアンを多めに入れる。

緑:シアン、イエロー1:1で緑に見える、簡単に作れる。

※赤は別途買った方が楽だと思う。

5.作成した色と塗料との比較

アクリルガッシュvsMr.カラー

アクリルガッシュのパレットとMr.カラーのサンプルを比較してみた。

アクリルガッシュ、Mrカラー
アクリルガッシュ、Mrカラー

※マークは、クレオスに近い色がないと思った色。左上の青緑はC392機体内部色が近いかもしれない。

左の緑と黄緑は、クレオスの66デイトナグリーン、64ルマングリーンとほぼピッタリの色合いである。
イエローは、C4イエローよりもレモンイエローな感じ。
またイエローとオレンジの間は、C58黄橙色というか、からし色的な感じがする。

色ノ源vsMr.カラー

色ノ源とMr.カラーを比較した。
※色ノ源もMr.カラーのうち含まれるかもしれないが、細かいことは気にしないことにする。

色の源パレット
色ノ源色ノ源、Mrカラー

こちらも、緑は66デイトナグリーンとほぼピッタリ。
5ブルーと書いたところは、322フタロシアニンブルーとの中間くらい(万年筆の青インクっぽい感じ)
3レッドとCR2マゼンタの間はあまり変わらないように見える。3レッドと書いたけど、朱色っぽいので、79シャインレッドくらいではないだろうか?

6.マゼンタの謎

塗料や絵の具でマゼンタ前後の色がレパートリーに無い。
絵の具の12色セットなどを買うと、紫、青、水色、緑、黄、橙、赤は普通、セットに入っているが、マゼンタ付近の色が無い。クレオスのMr.カラー(C1~189)も、この付近の塗料は無い。

おまけにクレオスは紫寄りの青も無い。
ガイアノーツの場合は、ナスカシリーズでNC-009 コバルトバイオレットが販売されている。
プロモデラーのNAOKIさんが監修した色なので、NAOKIさんがいなければ、もこの色は無かったのだ。

カラーサークル
マゼンタ付近の色がない

虹や光のスペクトルだと、赤橙黄緑青紫と並んでいるがマゼンタは存在しないのだ。
赤は波長が長い、紫は波長が短い、緑は赤と紫の中間の波長。
マゼンタも赤と紫の間の色だがマゼンタの波長は存在しない。人間が脳で勝手に作り出した色だ。

7.紹介したもの

マゼンタは塗料としては、模型用塗料のラッカー系とエナメル系、アクリルガッシュに存在する。
模型用の水性塗料にマゼンタは無いが、作れるなら是非発売して欲しいところだ。

昔は無かったマゼンタ塗料だが、登場したことによって、色の表現の幅が広がるだろう。

GSIクレオス 色ノ源

色ノ源 CR1 シアン

色ノ源 CR2 マゼンタ

色ノ源 CR3 イエロー

※amazonのリンクですが、消耗品は模型量販店で買った方が安いことがあります。

サクラアクリルガッシュ

5色セットがあります。

サクラクレパス 絵の具 アクリルガッシュ 5色セット AGW5

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