クレオス AVC01 グラファイトブラックを使用してみた。
グラファイトブラックは、Mr.カラー 40th Anniversarシリーズで期間限定生産のラッカー系塗料である。
クレオスのサイトには「従来とはまったく異なる光輝材を採用。塗装しただけで鈍い光沢感が絶妙に表現されます。」と書かれている。ラベルにはメタリックと書かれている。
瓶を開けてみたが、メタリックな感じはするがギラギラはしていない。
金属粒子が浮いている感じではなく、なめらかな感じ。
黒鉄色のギラギラしていないなめらかバージョン。
カラーチップにエアブラシで試し吹きしたが、メタリック感がほとんどない。
半光沢のC40ジャーマングレーより若干明るめの色と言う感じである。
比べるとC40ジャーマングレーは青味寄り、グラファイトブラックは赤味寄りのような色合い感じた。
平面のカラーチップに試し吹きしたが、曲面に塗装すると微妙なメタリック感がもう少し映えるのだろうか?
定番のスプーンに塗装してみた。曲面だと確かにメタリックっぽい(ガンメタっぽい)感じがする。明らかなメタリックではなく絶妙なメタリックである。
金属粒子を使わず通常の塗料で極力メタリックっぽさを出しました、と言った感じである。
使いどころとしては、銃器などに使うとよさそうである。ステルス機にも似合うだろうか?
ギラギラメタリックを想定するとがっかりするが、これはこれでアリである。
無くても困らないような気がするけど、黒(グレー)の種類が増えることは歓迎である。同じ黒でも黒を微妙に使い分けたいときもあるからだ。
写真は以前に黒を塗り分けた例であるが、黒1はジャーマングレーで黒2はつや消しブラックである。同じ黒でも塗り分けることによって情報量が増やせる。
また、よくある金属粒子ではないので、エアブラシの清掃が楽である。
通常のメタリック塗料は、何回エアブラシの清掃(うがい)をしても、金属粒子がエアブラシ内にいつまでも残留するが、これは、通常の塗料と同じように3~4回うがいするだけで良さそうだ。
クレオス グラファイトブラック 明度:C40ジャーマングレーより若干明るめ 色相:C40ジャーマングレーより赤味がある 光沢:半光沢っぽい メタリック:あまり感じられないが、曲面だとメタリックっぽい まとめ:ギラギラしないなめらかな黒鉄色! 備考:他のメタリック塗料と異なり、エアブラシの清掃を行ってもメタリック粒子が残らない。 なんちゃってメタリックのような感じがする |
ツイッターにこんなことが書いてあった。
グラファイトブラック塗装後、アルコールを加えると、金属焼けぽい感じになるそうだ。
モデルグラフィックスのカス子ちゃんイチオシ塗料でもある。
いかかでしょう。グラファイトブラック。
限定カラーじゃなくレギュラーにしてほしいけどな。
下記はamazonのリンクを貼っておきますが、量販店で買った方が安い場合があります。
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