ヤスリ1 ヤスリの考え方(最初に読め)~プラモ初心者~

タミヤフィニッシングペーパー模型製作技術
この記事は約8分で読めます。

ヤスリ初心者はこの記事を一番最初に読むべし!
まずヤスリ掛けの基本的な考え方を理解してください。
プラモで紙ヤスリ使いたいんだけど、書いてある数字は何なの?どの番号の数字をどう使うの?って人向け。

この記事では、主に紙ヤスリ使うことを想定して書く。
あれもこれも欲張って書くとおそらく長大な記事になるので、金属ヤスリなどは別途書くことにする。

1.ヤスリを使う場面

ヤスリを使う場面は主にプラモデルの表面処理をする場合である。
具体的にはゲート処理、合わせ目消し、ヒケ処理、パーティングライン処理、エッジ出し、C面出しなど。初心者は全部意味がわからなくてよい。でも、ゲート処理と合わせ目消しは聞いたことあるのではないだろうか?
なんらかの原因で表面が凸凹しているので、均等に均したいという目的で使う。

プラモの表面って、平らなように見えて、意外と気が付かないレベルで微妙に歪んでいたりするんだよ。

ヤスる
世間一般では「ヤスリで削る、ヤスリをかける」と言うと思うのだが、模型界?では「ヤスる」と言う人が多い。まあ、「ヤスる」のたった3文字で「ヤスリという道具を使って削る」を表現できるので便利である。

2.ヤスリの基本的な考え方

ここ重要だから初心者はしっかり理解しておくように!試験に出るところだぞ!

2.1.形状を作って傷を消す作業である(重要!)

ヤスリ掛けは、形状を作る作業と傷を消す作業に分かれる。

まず表面が凸凹しているので、ヤスリで平らに削る作業を行う。
すると表面が傷だらけになるので、次はその傷を消す作業を行う。

図1-1形状を作る作業
図1-1.形状を作る作業

図1-1(1)でヤスリでガシガシ削り、(2)で凹凸が平面になった。
ガシガシ削るのだから、(3)のように表面が傷だらけになる。
次にこの傷を消す作業を行う。

傷を消す作業は、深い傷から一気に浅い傷にはできないので、
(できないこともないが、永遠とも思われる非常に長い時間、どころか日数?がかかる)
ヤスリの目を徐々に細かくして行き、徐々に傷を浅くしていく作業を行う

図1-2傷を消す作業
図1-2.傷を消す作業

傷を完全に無くすことは不可能だが、ヤスリの目をどんどん細かく切り替えて、
最後に傷がほとんどわからない程度にしてしまえばよい。

2.2.実際の例

実際にパーツをヤスった例だとこんな感じである。

最初、紙ヤスリの400番でヤスった。3分間くらい。400番の傷がついている。
次に600番でヤスって400番の傷を消す。2分間くらい。600番の傷になる。
次に800番でヤスって600番の傷を消す。2分間くらい。800番の傷になる。

各工程それぞれ2分間位ずつだと思う。30秒だと足りないと思う。10分はやりすぎだと思う。
もちろんヤスる面積が多いともっと時間かかるし、面積が小さいと短時間で済む。

紙ヤスリの番手
紙ヤスリは数字(番手と言う)が小さい方が粗く、数字が多い方が目が細かい。

2.3.どの番手から開始してどの番手で終えればいいのか?

初心者はどのくらいの番手がどのくらい粗くて、どの番手がどのくらい細かいのかわからないかもしれない。

どのくらいの番手からヤスリ初めて、どの番手で終了すればよいのか?
どんな状況か?何をしたいか?どうしたいのか?によって異なるので一概には言えないが、
初心者向きにザックリ言ってしまうと、基本的には400番→600番→800番で良い。

800番まで丁寧にヤスり、サーフェイサーや塗装すれば、ほぼ綺麗な表面になる。

※いや、800をかけても綺麗にならんのだけど!と言う人はこの次の記事をよめ。(後で紹介する)
やり方がまずいのかもしれん。

材質が硬くて、400番でなかなか削れないとか、もっとガンガン削りたいと思ったら、320番か240番くらいからスタートすると良い。
光沢仕上げをしたいときは、1000番くらいまでかけるといいだろう。

2.4.最初から高番手では削れない

このような作業をする人がいる。
800番→1000番→1200番→1500番→2000番。で、全然削れませんと言っている初心者!
そう、君だよ君ぃ!

初心者は傷がつくことを恐れて、高番手で恐る恐る使い始める。
しかし800や1000番では目が細かすぎて、ほんのちょっとしか削れない。
これじゃ、削った気持ちになっているだけで、全く削れてない。

傷がつくことを恐れてはいけない。削ると傷がつくのは必然!ついた傷は消せばよいのだ。

先ほど 、基本的には400番→600番→800番で良いと書いた。
プラを削るには、320(240)~600番くらいからスタートしたい
塗装を削り落とす、などの目的であれば、軽く削り落とすだけなので、800~1000番くらいから始めると良い

まずは傷がついても良いから、低い番手でしっかり形を出すことが重要。

2.5.一気に番手を飛ばしてはいけない

例えば、320番→400番→600番→800番→1000番とヤスりたいと仮定しよう。
このとき、めんどくさいから、320番のあと、途中を飛ばして、次に1000番でヤスっていいか?
これはダメである
320番の粗い傷を1000番の細かいヤスリで削れないことは無い。しかし1000番ではほんのちょっとずずつしか削れないので、永遠とも思える非常に長い時間がかかる。はたして何日、いや何か月かかる作業になるかわからん。

逆に番手を細かく刻んだ場合はどうか?
320番→400番→500番→600番→700番→800番→900番→1000番のように細かく刻むと、各工程短時間(1~2分間)で終わり、悪くないが、種類が多すぎて非常にめんどくさい。
そもそも、700番、900番の紙やすりなんて売ってない。
なので、200~400番くらいずつ(2~3分間くらい)飛ばしながらヤスるのが効率的である。

なお、数字が多い方がより番手を多く飛ばしてもよく、数字が少ない方は細かく刻んだ方が良いと思う。

・粗い、180~400番付近は100~200番位ずつ飛ばせばよい。
・中央の400~800番付近は、200~400番位ずつ飛ばせばよい。
・細かい、800番以上は、800~1000番位ずつ飛ばしてよい。
これはルールがあるわけではなく、ウォルの経験上の感覚によるイメージだ。

タミヤの紙ヤスリ、フィニッシングペーパーの場合、下記の種類が売っている。180,240,320,400,600,800,1000,1200,1500,2000

タミヤ フィニッシングペーパー 240~2000

400→600→800→1000(または1200)→2000
こんな感じで飛ばしながらヤスると良い。

3.どれを買っておけばいい?

じゃあ、紙ヤスリを買うなら、どの番手を買っておけば良いか?
ここまで記事をちゃんと読んだなら、これを買え!などと言わなくても自分でなんとなく判断できるだろう。

まあ、一応書いておくか。

3.1.400~800は基本セットだ

お金なくとも、最低これだけは買っておけ!の番手。
400番と800番
とりあえず、400番と800番だけあれば、まあ、なんとかなる。
400番で形状を出して、800番で仕上げる。

タミヤ フィニッシングペーパー 400~800

400、600、800の3種類を買う。これが基本セットと言っていい。
タミヤのフィニッシングペーパーは、それぞれ100円前後で買える。
400、600、800を買えば300円位だ。おやつを買うくらいの値段である。
おやつ1回分を我慢して買え!
もうちょっと欲を出すなら、 400、600、800、1000を買えばいい。

3.2.これは絶対おかしい買い方

高番手だけを買う。

これはもう説明したぞ?
最初に、800番、1000番、2000番だけを買っておこうなんて、おかしい。
400~800が基本セットだとすると、1000~2000番以上は拡張キットとして買うものだ!
ワカラナイ人は「2.4.最初から高番手では削れない」を復習しろ!
逆に、180番、240番、320番だけ買うなどは目が粗すぎて傷だらけ。仕上げができん。
180~320番も400~800をすでに持っている人が買う、拡張キットだ。
400~800番付近は必須だ。

極端に離れた番手を買う

これももう説明した。
例えば、320番と2000番だけ買っておこうなんてのは、絶対変。
4.2.1.の800番、1000番、2000番だけを買っておこうの人の方がまだマシ。
ワカラナイ人は「2.5.一気に番手を飛ばしてはいけない」を復習しろ!
まだわからんのか?400~800番付近は必須だ、必須!

4.紹介したもの

amazonのリンクです。

400番(400番だけは絶対買え!)

600番(わずかな金額でも節約したいなら、600は無くても良い)

800番(400番と同様これも必須)

↑ここまで必須。

↓ここから下は、上を買った人だけが買う権利がある。
400番、800番を買っていない人は、ここから下は、かごに入れるな!

1000番(目の細かいタイプ)

2000番(目の細かいタイプ)

320番(目の粗いタイプ)

240番(目の粗いタイプ)

5.次に読むべきヤスリの記事

400番、800番を買った人、すでに持っている人は、次にこの記事を読んでください。

800番までヤスって塗装したけど、傷だらけなんですけど?と言う人。やり方がまずいのかもしれん。

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