成型色にパールを吹き付け光沢で仕上げた。部品が多いのでブロックごとに分けて管理しないと、わからなくなる。完成してみると、いや、カッコいいですねー。作ってよかった。
リアルスティックデカールとガンダムデカールの比較表も記事に書きました。
1.使用キット
使用キットは、バンダイスピリッツ製、リアルグレード RX-78-2 GUNDAM。
このパッケージの絵がカッコよすぎ。新車のようにピカピカである。これを見ていると、つや消しではなく、光沢で仕上げたくなる。
部品は多い。しかも小さい。
2.製作のポイント
(1)はめ込みが固い箇所がある
パーツ同士のはめ込みが固い箇所が幾つかある。はめる位置が間違ってないかよく確認して、どうしても固ければ、少し削る処置が必要。
最も危険なのが太腿前のアーマー。無理すると壊す可能性がある。3.1.3参照。
(2)部品が多くて小さい
RGはみんなそうであるが、部品が多くて小さい。組み立てるだけなら順番に組み立てていけばよい。
問題は塗装する場合。
ガンプラは一旦仮組して、再び分解してから塗装というパターンが多いが、RGは部品が多いので、分解するとどこの部品だったかわからなくなる。また一旦はめると、分解できない箇所もある。
同じ色を一度にまとめて塗装しようとすると、わからなくなるので、部位ごとに分けて管理すると良いのではないだろうか。
RGはあまり塗装は向かない(かなりやりづらい)と思う。
(3)合わせ目が気になる個所
合わせ目が気になる個所はランドセルの上の面。3.1.2.参照。他は合わせ目処理は必要なし。
(4)ヒケはある
ヒケは割とある。しかしRGは情報量が多いので、広い平面がないので、あまり気にならないと思う。
気になるなら削っておく必要がある。
(5)リアルスティックデカールとガンダムデカールどっちがいい?
それぞれ一長一短あるので、比較表作りました。3.3.参照。
(6)パール塗装の注意点
パール塗装後、クリアでコートしてください。表面が凹凸なので、デカールを貼ると剥がれやすいです。
3.製作
3.1.各部の組み立て
幾つか固い箇所がある。外れなかったりはまらなかったり。
組み立て方が間違っているのか固いだけなのかわかりにくい。
3.1.1.足首の組立
まず最初からわからない。押しても外れない。固いだけなのか?
固いだけだった。
上から床にぐっと押し付けて、隙間ができたところをマイナスドライバーを入れてこじって外した。
また各部ヒケがあるので、400~800番の紙やすりで削る。
かかとの真ん中のモールドがゲート処理に邪魔なので、一旦削り落とし、0.3mmプラ板で再生することにした。
3.1.2.胸部の組立
わきの部分のモールドもゲート処理に邪魔だったので削り落としました。こちらは再生せず平らなまま。いや、スジボリが苦手なだけなんだが・・・。
ランドセル部分には合わせ目あり。ここで初めて接着剤を使った。
フック部分が邪魔なので切り取って、ヤスリで平らに均す。
0.7mmの真鍮線でフックを自作、そのまま点で接着してもすぐ取れるだろうから、0.8mmのピンバイスで穴を開け差し込んで瞬間接着剤で接着した。ポイント
フック部分は金属のため塗料が乗らない。そのためプライマーを塗ってから塗装する。
使用したのは、ガイアノーツのマルチプライマー。ミッチャクロンでいい。
3.1.3.他の組立
また、細かい部品が多いので、脚、腕、胸、腰、頭などブロックごとに分けて管理すると間違えにくい。
組立の最大の注意点はここのパーツ(太腿)。破損注意
はめ込むときにとても固い。ここは可動部があり、可動部が少し出ていてそこに当たるらしい。ピン側を少し削った方が良い。
太腿のアーマー、ぐっと、押したらピンが折れました。どう対応したかって?
もう一箱買うのだ!
3.2.塗装
カラー塗料は基本使わなかったが、成型色にパールを吹き付けた。
例えば、ホワイトでも色が3種類くらいある。3色分けて塗装するのは大変である。
パールなどであれば、これをまとめて一度に塗装できる。
特に成型色が気に入らないわけではない。成型色のままでも悪ないなと思った。でも、もう一工夫欲しかったのでパールを吹き付けてみた。
各装甲の裏側、見えるかもしれないと思う箇所は裏からラバーブラックで筆塗りした。
各関節は、ジャーマングレーを基本としたが、他にカッパー、ゴールド、グレー、ブラックで適当に塗り分けた。
中に格納するコアファイター部分も塗り分けたが、完成するとほとんど見えなくなる。
一通り塗装して部位ごとに組み立てた。
パールで塗装したんだけど、写真だと全然パールさがわからない。
3.3.デカール
別売の水転写式のRGガンダムデカール(水転写式)を貼った。
でもこれ、キット添付のリアルスティックデカールより、印刷解像度が粗い。
例えば、印刷されたCATIONの文字。リアルスティックデカールは読めるけど、ガンダムデカールは何が書いてあるのかわからない。
しかしだな、隠蔽力は、ガンダムデカールの方が高いのだ。
リアルスティックデカールとガンダムデカールの比較表 注目
リアルスティックデカール | ガンダムデカール | |
厚み | 厚い | 薄い |
金属色 | あり | なし |
印刷解像度 | 高い | 低い |
隠蔽力 | 低い | 高い |
値段 | キット添付 | 別売 |
一長一短。みんなはどうする?
ウォルはせっかく買ったので、ガンダムデカールを貼った。
デカールを貼った後、光沢クリアを吹いてデカールを固定する。
注意点
パールを吹いた後は、デカール貼る前に、必ず1~2回光沢クリアでコートしてください。
表面が凹凸なのでデカールが貼り付きにくいです。(剥がれます)
クリアでコートしないでデカール貼った後、クリアを吹こうと思ったら、デカールが何枚かひらひら飛んで行ったよ。
どうしたかって!?そりゃ、ガンダムデカール2枚買いだ!!
3.4.小物の組立
3.4.1.武器
ビームライフル、ガンダムバズーカー、シールド、ビームサーベル。
ビームライフル、ガンダムバズーカーの黒はグラファイトブラック。バズーカーの白は無塗装。上から光沢クリアは吹いているけど。
バズーカーの弾は、作例でよく赤い弾を見るので赤く塗ってみた。バズーカーの黒白と言う色分けは、天体望遠鏡みたいな配色だな。
太腿アーマー壊して2箱買ったので、バズーカー砲2本持ちできます。弾の色、1本は赤、もう1本はゴールドにしてみました。
ビームライフルも2本。
ビームサーベルも4本用意できますけどね。グリーヴァス将軍みいに手が4本あれば。
3.4.2.コアファイター
コアファイターもパールで塗装。
小さいのに変形する。
3.4.3.アムロ・レイ
水性塗料の筆塗りで塗装。
4.完成写真
ランドセルのフック以外は、どこも一切、造形改造してないよ。キットそのままです。
肩のデカールを見るとわかるが、ガンダムデカールは厚みが目立たない点は良いが、印刷解像度が低い点がイマイチ。
頭頂部のモノアイは、クリアパーツじゃなかったが、クリアエナメルを沢山塗って、ツヤツヤ感&クリアパーツ感を出している。
アンテナ。特にシャープ化はしなかったが、これで十分と思う。
足のマルイチが、シャープさが足りないけど、全体的に十分にシャープな造形だと思う。
バンダイエッジが気になる個所はほとんどない。
5.使用したもの
5.1.使用塗料
●サーフェイサー:未使用
□ボディ白:XC01 ダイヤモンドシルバー(C)
■ボディイエロー:XC02 トパーズゴールド(C)
■ボディレッド:XC03 ルビーレッド(C)
■ボディブルー:XC05 サファイヤブルー(C)
■エアダクト、連邦マーク:C9 ゴールド(C)
■関節など:N10 カッパー(A)←アクリジョンしか手元になかったので。Mrカラーでも水性ホビーでもいい。
■ビームライフルセンサー、バズーカ弾:Ex-08 ゴールド(G)
■ビームライフル、バズーカ:AVC01 グラファイトブラック(C)
■ビームライフル:C61 焼鉄色(C)、C28 黒鉄色(C)
□クリアコート:Ex-03 Ex-クリアー(G)
▲ウェザリング:なし
▼スミ入れ:コアファイター:WC01 マルチブラック(G)+ WC06 マルチグレー(G)
※(C)クレオスMr.カラー、(G)ガイアノーツカラー、 (M)モデルカステン、 (TE)タミヤエナメル 、(TA)タミヤ アクリル、(W)クレオスMr.ウェザリングカラー、(A)クレオス アクリジョン
※A→B:Aを下地に塗り、上からBを塗ったことを表す。
※A + B:AとBを混ぜて使用したことを表す。
5.2.使用キット
RG RX-78-2 ガンダム。2500円くらいが標準的な価格。
ガンダムデカール。
良い子は、キットもデカールも2箱ずつ買うんだぞ!
6.あとがき
ボックスアート真似てこんなの作ってみました。
頭1cmくらいの大きさですが、こんなに拡大しても十分鑑賞できる精度。
ビームサーベルを下に向けて持たせることができない。
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