Xウイング(ブルー中隊仕様)の製作

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
宇宙SF(スターウォーズ他)
この記事は約8分で読めます。

バンダイスピリッツのビークルモデル、Xウイングスターファイターをブルー中隊仕様で4機制作した。

Blue Squadron on Scarif

製作コンセプト

以前にX-WINGレッド中隊機4機製作したが、今回はブルー中隊機T-65を4機製作した。キットはビークルモデルのレッド5仕様しか発売されていないので、これを使う。

レッド中隊のX-WINGはマニアが研究し尽くしているので、探せば形状や塗装などの情報が色々出てくる。ブルー中隊機のX-WINGは検索しても出てこないので、形状や塗装パターンが良くわからない。ブルー中隊仕様のT-65が発売されないのは、おそらくバンダイも情報を入手できていないのではないか?

映画ローグ・ワン(ROGUE ONE)をよく研究すれば、形状や塗装は多少は分かると思う。X-WINGは旧三部作と異なり、ローグ・ワンはプロップ模型ではなくCGと言われているので、エンジンナセルのパイプなど表面の細かいパターンが色々異なると思われる。しかしもし分かったとしても、小さなビークルモデルでそれを改造するのはかなり困難であるし、何か月かかるかわからない。
従って、形状はビークルモデルのレッド5仕様のままで、塗装パターンだけ、なるべく近づけてみる。

そうすると、形状は無視するとして塗装パターンは調べなければならない。
映画を見ると良く映っている(頻繁に、大きく)のがブルーリーダー機である。
次にブルー11、ブルー2、ブルー5、ブルー4、ブルー3という感じだ。これはウイングのラインの本数で判断している。なおブルー11はU-WINGで以前に作ってある。ブルー6はシールドに激突の瞬間だけ映っていて塗装パターンは全くわからない。ブルー7以降も映っているのかどうかすらわからない。なので、作れそうな機体は、ブルーリーダー、ブルー2,3,4,5である。ブルーリーダーは比較的全方位映っているが、ブルー2,3,4,5は全方位が映っているわけではないし、高速で動いているのでブレていてよくわからない箇所が多数ある。
例えば、ブルー4は前方から小さくしか映っていない。ブルー5は左側面しか映っていない。ブルー2は大きく映っている場面は多いが、高速で飛行しているため画像がブレていて塗装パターンが判別しづらい。

ブルー3と思われる機体はブルー中隊がシールド内に突入を開始したシーンで、ブルーリーダーの前を飛んでシールド内に突入しているように見える。ブルー3はジャルディーン・ジェラムスと言われているが、彼女はシールド閉じた後のスカリフ上空の宇宙空間で確認されているので矛盾している。ブルー4はシールドが閉じた後のシールド激突を回避した直後、ブルー2のすぐ後ろを飛んでいる。ブルー5はスカリフ大気圏内でタイ・リーパーが登場した直後撃墜されている。ブルーリーダーが撃墜される直前である。

右(後方)がブルー5

ブルー2は一番謎が多く、ブルー6の後に続いて、シールドに激突して破壊されたシーン、シールド回避直後のシーン、スカリフ上空の全てのシーンに登場する。同じデータを色々なシーンで使いまわしているのかもしれない。またブルー4は バリオン・レイナー と言われているが、バリオン・レイナー が映った直後は常にブルー2の機体が映っている。映画制作者は、 バリオン・レイナー をブルー2の扱いにしていたとしか思えない。

スカリフ上空に突入したブルー中隊は何番機か?の記事も参照のこと。

ブルーリーダー、ブルー5の製作

製作手順は基本的に前回製作したレッド中隊仕様と同じである。
最初に全体をブラックで塗装してから、ホワイトを重ねていく。
付属のマーキングシールは使わず全て塗装である。
詳細は過去の記事を見てほしい。

ウイングの青マーキングは自作したマスキングシールを使って塗装した。
下記写真はブルーリーダー機である。

下記写真はブルー5である。

ブルーリーダーのドロイドはボディが赤で、頭はR2-D2と同じ(シルバーベースに青)配色のようである。ブルー5のドロイドは頭の色は、シルバーベースに赤かオレンジの配色である。

ブルー2,4の製作

塗装ミス発生

ブルーリーダー、ブルー5の製作後、ブルー2,3の製作を開始した。しかしブルーを塗装した段階で失敗。モールドを伝ってマスキングの下まで入り込んでしまった。また、マスキングが微妙に浮いていてボケてしまった。

リカバリーしようと、マスキングしてホワイトを吹いたらまた失敗した。
今度は逆に、ブルーを塗装した場所にホワイトが入り込んだ。

エアブラシで塗装しているが、どうしてこうなるかと言うと原因はわかっている。
1.塗料の薄めすぎ
2.一度に塗料を多く吹き付けすぎ
3.マスキングシールの粘着力が弱い
4.モールドが凸凹しているが、マスキングシールが溝にしっかり入り込んでいない

1は仕方ない。圧の低いコンプレッサーをしているので、塗料を濃くできないのだ。圧の高いコンプレッサーも所有しているが、騒音の問題で使用できない。
2はつい塗料を多く吹き付けすぎしてしまう。塗料が薄いので色がのらないためだ。我慢して薄い吹き付けを何度も繰り返す我慢強さが必要だ。
3は市販のシール紙を使ってマスキングシールを自作している。模型用に設計されたマスキングシールではないので、粘着力が弱いと思われる。
4はマスキングシールは平面だし、模型は立体だし、細かい形状になじませにくい。爪楊枝などで凹凸に合わせてなじませるしかないだろう。

リカバリしてもさらに失敗するのでどうしようもない...
どうするか、きりがない。何日か放っておいた後、シンナーのプールの中に突っ込んで塗装を全部剥がし、最初からやり直した。

そしたら、今度は、ボディの色合いと、ウイングの色合いが合わない。
ボディが白過ぎて、ウイングが黄色すぎる。前回製作した、ブルーリーダー、5とも色合いが合わない。
もう一度、シンナープールの中に突っ込んで塗装を全部剥がす。

3回目の塗装やり直し

ブルー2,3ではなく、ブルー2,4にした。ブルー3より4の方が塗装パターンがわかりやすいし、画面では、 ジャルディーン・ジェラムス(Blue3) よりバリオン・レイナー(Blue4) が活躍しているように見えたからだ。

塗装を剥がしたあと、再びブラックで塗装→アルティメットホワイトで塗装や→C316ホワイトで塗装。マスキングしてイエローを塗装。

マスキングテープは赤と緑を使用している。普通の黄色だとボディが白なので判別しづらくマスキングミスするからだ。
マスキングテープは、こちらの記事も参照のこと。

このマスキングもとても時間がかかって非常に面倒である。このマスキングするだけで二晩かかっている。映画を再生し止めて、じーっと見る、マスキングテープを貼る、また映画を再生し止めて、見るたぶんこうだろう、マスキングテープを貼るの繰り返し。このマスキングだけで二晩かかっている。

イエローを塗装したが、ここまではうまくいく。前回もここまでは問題なし。問題はここからだ。
ここからブルーを塗装する。もう失敗はしたくない。

シンナーに漬けて塗装を剥がす→ブラックで塗装→アルティメットホワイトで塗装×2回→C316ホワイトで塗装→マスキングする→イエローを塗装。

この工程をもう2回も繰り返している。一番やりたくないのが、マスキング作業である。3回目は絶対やりたくないので、慎重にブルー塗装を実施する。

下記の点に注意を払った。

1.マスキングシールを模型にしっかりなじませる。指や爪楊枝などでしっかり貼り付ける。
2.上記1のマスキングをしたあと、なるべく日を空けずに早めに塗装する。
(前回のボケた塗装は、日を空けたため、貼ったシールが剥がれてきた疑いがある。)
3.ブルーの塗装は薄く吹くを何度も繰り返す。一度に多く吹き付けない、我慢する。今回、ブルーは薄くを5回吹き重ねた。塗装は忍耐である。
4.マスキング後、すぐにブルーは吹かずに、一度下地と同じホワイトを吹いておく。そのあと改めてブルーを吹く。このテクニックはおそらく重要。初心者向けの本には書かれていないが、上級者が書いた本などに書いてあったりする。

今度は非常に慎重に行った甲斐があって、きれいに塗装できた。やった。おめでとうございます!

ブルー2に搭載されているドロイドはおそらくR5である。頭が円錐形をしているので、R2ではない。キットはR2なので、円錐形に削った。色はシルバーかグレーのようである。

ブルー4のドロイドが良くわからない。最初R5に見えたがそのあとR2にも見える。色は赤っぽく見える。ブルー2同様、同じく頭を円錐形に削った。

ブルー2,4を塗装したが、前回製作したブルーリーダー,5と比べて、色合いが白っぽい。一緒に並べると、写真だとわからないかもしれないが、実物を見ると微妙に違って見える。塗装しなおすつもりはないので、スモークグレーを慎重に少しずつ吹いた。ブルーリーダー、5の色合いと大体同じになった。

なお、ブルー4の窓枠は、色をわざと変えてある。他はC308グレーで塗装しているが、ブルー4はC337グレイッシュブルーで塗装してある。映画を見ると色はよくわからないが、少し濃くも見えるし全機同じ色かもしれないが、ちょっと変化をつけてみたかった。

使用塗料

■下地:GX2ウイノーブラック(C)
ボディ白:031 アルティメットホワイト(G) → C316 ホワイトFS17875(C)
青マーク:C110 キャラクターブルー(C)、C322 フタロシアニンブルー(C)
黄色:UG03 MSイエロー(C)
キャノピー枠:Blue1,2,5…C308 グレーFS36375(C) 、Blue4…C337 グレイッシュブルーFS35237(C)
エンジン排気ノズル:C61 焼鉄色(C)
スミイレ:WC01マルチブラック(C) + WC06マルチグレー(C)
※(C)クレオス
 (G)ガイアノーツ
 (T)タミヤエナメル
※A→B:下地にAを塗って上からBを塗った。
※A+B:AとBを混ぜて使用した。


Baze Malbus “Look!”

使用キット

ビークルモデル 002 スター・ウォーズ Xウイング・スターファイター プラモデル

ビークルモデルは、安いので複数買って、編隊を組むべし!

<ホームに戻る>

コメント

  1. まさ より:

    ブルー中隊のXウイング感動しました。現在、作成中です。