F-14Aトムキャット 1/144をエリア88のミッキー・サイモン仕様で製作しました。金型はRevell社のもので良キットです。
1.使用キット
製作に使ったキットは、『ACE CORPORATION F-14A Black Tomcat 1/144』だ。ランナーが黒だが、塗装するので何色でもいい。黒立ち上げしやすいと考えればランナー黒は便利かも。
1.1.キットの特徴
・駐機状態、飛行状態選択式
駐機状態と飛行状態どちらでも組めるようにそれぞれのパーツが付いている。
・コックピットあり、パイロットフィギュアなし
射出座席、操縦桿、計器盤が部品としてあり満足できる精度。パイロットフィギュアは無し。
・可変翼は可動式
トムキャットの特徴的は可変翼は、このキットでは可動式になっている。
・ミサイル、増槽あり
フェニックス×2、スパロー×2、サイドワインダー×2、増槽タンク×2が付属。
・凹モールド
1/144なのでやや細くて浅い感じだが、スミ入れは問題なく可能。
・パーツ同士の精度良好
ピッタリ合う。全く問題なし。
1.2.金型はRevell社
このACE社のキットだが、金型はRevell社である。 どちらも同じと思っていい。
デカールは、Revell社の方が豊富。
2.製作コンセプト
・エリア88に登場するミッキー・サイモン機として製作する。
・ミッキー・サイモンのパーソナルマークは自作する。
・飛行状態として製作する。
・胴体内に磁石を仕込んで飾れるように。
・パイロットフィギュアは自作する。
・山岳基地時代の後期型として製作する・・・だったが、途中で、砂漠基地時代の前期型に変更して製作した。
3.製作
3.1.組み立て
3.1.1.コックピットの製作
パイロットは WAVE製『1/144スケール モビルスタッフ』を切ったり貼ったりして改造する。
酸素マスクのホースの部分を伸ばしランナーで作った。
合わせ目消しで消えたモールドをカッターで復活させた。
3.1.2.胴体部の製作
ゼリータイプの瞬間接着剤で磁石を接着し、胴体を組み立てる。
3.2.塗装
3.2.1.胴体の塗装
ランナーが黒の状態から、アルティメットホワイトを吹いて、機体色を吹く。
コックピット周りの黒の部分は、マスキングしてつや消しブラックで塗装。
緩いカーブを描いているので、細切りしたマスキングテープでマスキングする。マスキングしていたら、後部座席が取れてしまった。
これは、ミッキーが後部座席を外せと要求しているのだと判断。後部座席を外した砂漠基地での前期型で製作することにした。
尾翼先端をイエローで塗装していたが、グレーに塗り替えた。
これは、前期型(砂漠基地)はグレー、後期型(山岳基地)はイエローだと思っていたからだが、前期型のカラー絵は無いのでわからない。後期型はグレーとイエローの2説がありそうだ。
3.2.2.キャノピーの塗装
キャノピーは裏からつや消しブラックで、筆でフリーハンド(マスキングなし)で塗装した。
表から見ると光沢になるが、これで良い印象だったのでこのまま。
3.2.3.スミ入れ
Mr.ウェザリングカラーのブラックとグレーを1:1で混ぜてスミ入れした。
3.2.4.その他の塗装
濃いグレー部分を塗装。
航空灯をエナメルのクリヤーブルー、クリヤーレッドで塗装。
エンジンノズルと着艦フックを塗装。
ミサイル、増槽も塗装したが、取り付ける予定はない。
3.4.デカール
3.4.1.パーソナルマークをインクジェットデカールで作成
インクジェットプリンタでミッキーのウサギマークを自作する。白は印刷できないので、白を塗装した上から透明デカールを貼ることにした。
ウサギマークだけ切り取ると、切り取った部分が段差になるので、パネル単位でデカール化した。
普通紙の設定で印刷しても、デカールで印刷した黒が若干茶色かったので、さらにウサギ部分をマスクして黒部分をデカールの上から塗装することにする。
最初に、水性クリアを吹いておきデカールを保護しておく。
普通紙に同じマークを印刷し、アウトラインに沿ってきれいに切り抜き、はがせるのりを使って、貼り付ける。
垂直尾翼先端のグレーとイエロー部分もマスキングしておき、マーク周辺を水性のブラックで塗装した。
同じく、A88のマークもインクジェットデカールで作成し貼り付けた。
3.4.2.機体番号はテプラで作成
機体番号はテプラで作成した。
山岳基地時代のミッキーのトムキャットの機体番号はF-1148Eである。しかし砂漠基地時代の機体番号は分からない。F-9148Eと推理したので、その番号を貼り付けた。
3.4.3.コーションマーク
キット添付のデカールが行方不明になったので、自作することにした。
極小だが気合と根性で貼り付ける。
エアインテーク部分はマスキングして塗装。
144サイズでは文字までは書けなかった。
4.完成写真
飛行中のミッキーとセラ
ゲイリー・マックバーンのMiG-21とすれ違う
混戦状態になる3機
ゲイリーを迎え撃つミッキー
5.使用したもの
5.1.塗料
〇サーフェイサー:未使用
●下地:031アルティメットホワイト(G)
■上面:C315グレーFS16440(C) ちょっと黄色っぽいグレー
■下面:C316ホワイトFS17875(C) アイスクリーム色
■コックピット周りの黒:C33つや消しブラック(C)
■垂直尾翼の黄:C329イエローFS13538(C) ややオレンジ寄りの黄色
■垂直尾翼の黒:X-1ブラック(TA)
■航空灯: X-23クリヤーブルー(TE)、X-27クリヤーレッド(TE)
■キャノピー前面: X-23クリヤーブルー(TE)
■エンジンノズル(前方):LP-38フラットアルミ(TL)→C61焼鉄色(C)
■エンジンノズル(後方):C61焼鉄色(C)
■フィギュアヘルメット: X-1ブラック(TA)
■フィギュア顔:XF-15フラットフレッシュ (TA)
■フィギュアスーツ:XF-85ラバーブラック (TA)
●デカール保護:X-22クリヤー(TA)
▼スミ入れ: WC01マルチブラック(W) + WC06マルチグレー(W)
△ウェザリング:未使用
※(C)クレオスMr.カラー、(G)ガイアノーツカラー、 (M)モデルカステン、 (TE)タミヤエナメル 、(TA)タミヤ アクリル、(TL)タミヤラッカー、(W)クレオスMr.ウェザリングカラー、(A)クレオス アクリジョン
※A→B:Aを下地に塗り、上からBを塗ったことを表す。
※A + B:AとBを混ぜて使用したことを表す。
5.2.使用キットのリンク
ACE製が見つからない(もう入手できない?)ので、欲しい人はRevell社製を買ってください。
Revell社製 F-14 トムキャット 1/144
WAVE製 1/144スケール モビルスタッフ
パイロットが付属していないので、これを改造すると良いです。
コメント
Sweet diorama arrangements. A Tomcat & Starfighter make for interesting wingmates.