F5-EタイガーⅡ 1/144 風間真機製作しました

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スケールモデル(車・飛行機・戦車・船)
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プラモデルで1/144のF-5Eを作ろうとしたのだけど、形状が気に入らないので、3Dプリントし、塗装しました。デカールは自作です。

1.コンセプト

・漫画エリア88に主人公の風間 真が搭乗した、F5-Eを製作します。
・飛行状態で作る。
・キャノピーは透明とする。

2.使用キット

なし。3Dデータを使用しました。

機体本体と、キャノピーを別々でプリントし、あとでくっ付けます。

本体はグレー、キャノピーは透明レジン使用。
失敗したりするので多めにプリント。

早速割れました。

割れた機体

3.製作過程

3.1.機体の下地処理

機体が白青なので、白サフを吹きました。

サフを吹いた機体

積層痕があるので表面を紙ヤスリで均す。
さらにケガキ針でスジボリを入れる。

スジボリした機体

積層痕はなかなか消えないし、スジボリ曲がるしで、なかなか綺麗にいきません。
2,3機処理して、一番よさそうなのを使うことにします。

スジボリした機体

線の位置がズレてしましました。

スジボリした下面

削って彫り直すのも嫌だったので、もう一本、勝手に線を追加して違和感を無くしました。

スジボリした下面

実機と違ってたっていいんだよ。雰囲気が出ていれば。

スミイレした機体

コピックでラインをスミ入れしました。へたくそだなあ。╮( ̄∇ ̄;)╭

スミイレした機体

ラッカー系塗料の白で塗装しました。

黒ラインは、上から白で塗装したので、グレーラインになりいい具合になりました。

3.2.デカールと塗装

ここでデカール貼ります。

デカールテスト印刷

デカールは自作なのですが、色味を塗料のC328ブルーに合わせるのに、えらい苦労しました。
PCの画面上に表示される色→インクジェットプリンタのインクの色、用紙の特性、そして塗料の色、それぞれ表現が異なります。
特に、普通用紙で印刷した場合と、デカール用紙に印刷した場合で、色が変わるのにはマイリマシタ。た。テスト印刷で色味を調整してもデカール用紙に印刷すると色味が違うんだよ。
デカール用紙を何枚も無駄にはできないし。

塗料のC328ブルーと合ってないけど、まあいいかでデカールを貼ります。

マスキングして、C328ブルーを塗装する。

いい感じなのですが、デカールの段差が気になる。
A88の白文字はテプラで印刷したものを貼ってあります。このテプラの段差も気になる。

デカールの段差

うっかり落としたら、ポキッと折れました。( ; _ ; )

折れた

瞬着でくっつけてみたけど、すぐ取れるので、もう1機作る。

2機目

また、スジボリからやり直し。

デカールの変更

パーソナルマークは、まるく切り出すのではなく、尾翼の形と同じ形に合わせて切り出す。
A88マークは白抜きとし、下地の白をそのまま使う。

デカールの切り出し

他にも各種デカールを作って貼る。赤矢印が自作デカール貼ったところ。

デカールを貼った機体

座席には粘土を詰めて、青を塗装するときにマスキングしました。

デカールを貼った尾翼

尾翼の青(デカール)と本体の青(塗料)と色味が合わないので、マスクして青を吹く。

注意:デカールの上にラッカーを吹く場合

ただし、普通に上からラッカー塗料を吹くと、デカールを傷めてしまう。
一気にラッカーをドバっと吹くと傷めるが、少しだけなら傷めないので、サッと吹いて乾かし、サッと吹いて乾かし、を何度か繰り返えす。
デカールの上にラッカーの膜ができるので、その上からなら普通にラッカーが塗装できる。

水性塗料なら普通に吹いて問題ない。

機体全体塗装中

なので、今回、デカールの上からアクリジョンのクリアを吹いた。
アクリジョンはかなり変わっている水性塗料で、アクリジョンの上からラッカー塗料を吹くことができるのだ。
普通は水性塗料の上にラッカー塗料を吹くことができない。アクリジョンだけは別だ!

機体全体

さて、バッチリいい感じ。

機体番号は、おそらくRAAF F-948Eだろう。

機体後方

RAAF:リアル アスラン エア フォース
F:戦闘機(任務)、9:1979年(受領年)、4:F-5(機種)、8:エリア88(所属)、E:エトランゼ外人部隊の意味だ。

コックピット部

最初に作った機体は、ヘッドレスト赤で塗ったけど、写真見てると普通に黒が多い感じなので黒にした。F-20は赤である。

3.3.コックピット

プラモデルだと、普通コックピットは最初に作るが、この場合は最後である。

コックピット部

透明プラ板でHUD作った。1/144なので実スケールで作ると、小さすぎて、あるんだかないんだかわからん。デカい方が見栄えすると思ったので、わざと大きめに作った。大きいと言っても1~2mmくらいだ。

3.4.フィギュアの製作

風間くんフィギュアも3Dプリントである。ネット上にあったパイロットを縮小してプリント。

狭いコックピットに入らなかったので、足と左腕をちょん切った。
ただし、コックピットに収めてから、後で左腕を0.5mmくらいのプラ棒で再生した。

スーツはオレンジ、風間くん独特の前髪は、粘土を盛って、黄色に塗った。

風間真フィギュア

シートベルトは細切りマスキングテープを貼った。
ヘルメットの極小の黒十字マークは、0.03mmのコピックで、手をぷるぷる震わせながら描いた。
左眼も点を打った。
雰囲気いいでしょ?これは、どうみても風間くんでしょう!

F-5と風間真
F-5コックピットと風間真

3.5.キャノピー

一番の問題は、最後に残したキャノピー。UVレジンは透明度が低い。

キャノピー

しかもこのあと、塗料をこぼしてしまって、キャノピーが白まみれに。

高番手のヤスリでヤスったけど曇ったまま。ゴミが付いたからと言って、綿棒で拭いたら余計曇った。
プラスチックのようにはいかぬ、強敵、透明レジン。

星の雫

なるべく透明なキャノピーを選んで、これ、星の雫にドブ漬けする。透明度は上がる。
ラッカーのクリアを吹いても透明度があがるが、同じ材質の方が良いだろう。

キャノピー

真っすぐ塗装は厳しかったし、なるべくキャノピーに触りたくない(すぐ曇る)ので、ここはマスキングテープを貼った。縁は筆で塗装。

コックピット部

これは曇ってしまった例。

コックピット部

これがわりと上手く行った。これ以上は無理だな。

コックピット部

4.完成写真

F-5E 風間真機
F-5E 風間真機
F-5E 風間真機
F-5E 風間真機
F-5E 風間真機
F-5E 風間真機
F-5E 風間真機
F-5E 風間真機

過去に作ったF-20と並べてみた。

F-5はスリム、F-20はマッシブな印象。

さらに風間 真搭乗機を全部並べて見た。1/144です。

登場は左からの順で、F-8Eクルセイダー、F-5EタイガーⅡ、IAIクフィールC2、J35ドラケン、F-20タイガーシャーク、X-29。

クルセイダーとドラケンはプラモデル、F-20は市販されてるレジンキット、F-5E、クフィール、X-29はネット上の3Dデータを光造形プリンタでプリントしたもの。

5.使用したもの

星の雫(amazonリンク)

UVレジンをドブ漬けして、テカテカテロテロにするためのもの。

6.参考(ブログ内リンク)

自作デカール

F-8Eクルセイダー

J35ドラケン

IAIクフィールC2

F-20

X-29

あれ?X-29の記事書いてないわー!!1/72のX-29は書いたけど。

7.おまけ

実を言うと、最初このキットを使って、風間機を作ろとしていたのです。

韓国製F-5

左はACE、右はアカデミー、どちらも韓国製で同じ金型です。
形状がダメダメだった。

過去に、プラッツ製(FToys製)を作ったことがあるが、こちらはよかった。

プラッツ製F-5

実機と形状が少し違う。かっこよくアレンジしてるなら良いけど、カッコ悪い方向へアレンジされているのが気に入らない。
模型なので、実機と違っていても良いのだが、カッコよくしてほしい。

LERX(赤で囲ったところ)の形状がF-20に近い。
一気にやる気が無くなって、3Dプリントに移ったわけだ。

アカデミーって割と良いメーカなので期待していたんだけど。
アカデミーのF-5E、3箱(6機分)も買っちゃったんだけど。

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