J35 Drakenの製作
J35ドラケン(1/144)をエリア88の風間真仕様で製作しました。迷彩模様の茶色は筆塗りです。パイロットを追加し、デカールは自作です。使用キットはプラッツ(F-toys)製。
1.キットの特徴
キットはプラッツ(F-toys)製で、2機入り。
・駐機状態、飛行状態選択式
駐機状態と飛行状態どちらでも組めるようにそれぞれのパーツが付いている。
・コックピットあり、パイロットフィギュアなし
射出座席が部品としてあり。計器盤、操縦桿はなし。射出座席が狭すぎる。パイロットフィギュアは無し。
・凹モールド
1/144なのでやや細くて浅い感じだが、スミ入れは十分可能。
・パーツ同士の精度良好
ピッタリ合う。全く問題なし。
2.製作コンセプト
・エリア88に登場する風間真機として製作する。
・風間真のパーソナルマークは自作する。
・飛行状態として製作する。
・胴体内に磁石を仕込んで飾れるように。
・パイロットフィギュアは自作する。
・迷彩塗装は筆塗りした。
3.製作
3.1.コックピットの製作
このキット射出座席がとても狭い。
1/144のビルダーズパーツ MSフィギュア01を乗せようと思ったけどこのままでは絶対無理。
射出座席は外してしまい、直接床に座ってもらった。
風間真のスーツは、漫画の前半ではオレンジ、後半では青白迷彩を着ているが、ドラケンは前半に登場するので、オレンジで塗装した。
塗料のオレンジだと赤すぎるので、オレンジとイエローを混ぜてある。
また、機体真ん中に磁石を瞬間接着剤で接着した。ネオジウム磁石は100円ショップで買ってきたものだ。
3.2.垂直尾翼とパーソナルマーク
垂直尾翼は、あらかじめ白で塗装しておき、インクジェットプリンタで自作したデカールを貼る。デカールを貼った後はクリアでコートしておく。
同じマークを紙に印刷し、剥がせるのりで、デカールの上から貼り付けマスクしておく。この上から機体色を塗装する。
インクジェットプリンタでは白が印刷できないので、こういう方法をとっている。
詳しいワザはこちらの記事を参照してください。別タブで開きます。
関連記事:インクジェットプリンタによる自作デカールの作り方 |
この記事の『4.4.2.デカールを貼ってから塗装する』で紹介した方法です。
3.3.塗装(エアブラシ&筆塗り)
機体の塗装は、上面はイスラエルのデザート色。具体的にはクレオスのC313を使用。下面は、C308グレーとシルバーのツートンカラー。エアブラシで塗装している。
迷彩模様はどうしようかと思ったが、水性塗料で筆塗りしてみることにした。
色はC310ブラウンFS30219が適切だが、水性塗料にないので調色した。
アクリジョンの、レッドブラウン、ホワイト、イエローの混色。
比率はブラウン45% + ホワイト45% + イエロー10%くらい。
最初に、茶の色鉛筆で迷彩模様を下書きする。
薄く何度も塗り重ねていく。塗っては乾かし、塗っては乾かしを繰り返す。塗る方向は、斜め、逆斜め、横、縦のように毎回塗る方向を変える。
3回塗り重ねた段階ではムラがある。
6回塗り重ねたらほぼムラが目立たなくなった。
ムラはあまり目立たなくできたのだが、何度も重ね塗りしていると、細かいゴミや埃が塗装に入り込むという問題点がある。エアブラシよりも塗る回数を多く重ねる必要があるので、ゴミが入る確率が高くなる。
拡大すると、ゴミや埃が入り込んでいてとても汚い。1000番のスポンジヤスリでヤスった。
さらにクリアを吹いたら、エアブラシ部分と同等にきれいな状態になった。
3.4.細部の製作
3.4.1.デカール
インクジェットプリンタでA88マークと機体番号のデカールを作成。
ドラケンの機体番号はF-9158Eと推定できる。どこに貼れば良いかと悩んだが、A88はクフィールやトムキャットと同じだと思うので尾翼上部、機体番号は尾翼だと見栄えが良くない気がしたので胴体後部に貼った。
3.4.2.キャノピーの製作
キャノピーを筆塗りで塗装し、取り付けた。
4.完成写真
5.使用したもの
5.1.塗料
●サーフェイサー:未使用
■上面1 C313 イエローFS33531(C)
■上面2 N47 レッドブラウン(A) + N1 ホワイト(A) + N4イエロー(A)少量
■下面1 C308 グレーFS36375
■下面2 C308 シルバー
■パイロットスーツ N14 オレンジ(A) + N4 イエロー(A)
□パイロットヘルメット N1 ホワイト(A)
▲ウェザリング:なし
▼スミ入れ:WC01マルチブラック(W) + WC06マルチグレー(W)
※(C)クレオスMr.カラー、(G)ガイアノーツカラー、 (M)モデルカステン、 (TE)タミヤエナメル 、(TA)タミヤ アクリル、(W)クレオスMr.ウェザリングカラー、(A)クレオス アクリジョン
※A→B:Aを下地に塗り、上からBを塗ったことを表す。
※A + B:AとBを混ぜて使用したことを表す。
5.2.使用キットのリンク
amazaonへのリンクです。
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