「ウイスキー・1、2!! こいつは500ポンドなんかちょこちょこ当てたってダメだ!!
基地へ帰って、対地ミサイルのでかいやつ積んで来い!!」
A-10AサンダーボルトⅡをエリア88・グレッグ仕様で製作しました。
塗装
パネルライン(影色)の塗装
飛行機模型の制作例を見ると、本塗装前にパネルラインに沿って黒線を入れている。
そのあと、黒を影色として若干残すようにして、機体色で本塗装するのだ。やってみた。
・・・・・・・・
・ぷしゅーっつ・・
・・・!
ひどいもんである。いくらなんでも下手すぎだろ!台無しだ。
緑色ラインが狙ったラインだが、実際に色が付いた部分が赤ラインである。
狙ったパネルライン(緑色)よりむしろ隣のパネルライン(青色)の方に距離が近いではないか。フリーハンドで直線を描いたつもりだが、ぐにょぐにょS字カーブを描いているし。
自分で超へたくそ加減にあきれてしまった。
普段エアブラシ塗装していても、なかなか色が付かないなと思うことが良くあるが、
狙いがずれていて、パーツではなく空中に吹いていたわけだな。
この数日あと、狙った箇所に吹く練習をした・・・。
機体下面の塗装
機体下面はC308が指定されているので機体下面全体をC308で塗装した。青すぎないかこれ?
髭沿ったあとみたいに青々している。F-15であればこれでいいが、A-10は写真で見ると青味がなくもっと白っぽい色をしている。まあ今回は説明書の指定色通りで行くことにした。
次回作る機会があれば、自分の納得する色に変更してみよう。
機体上面の塗装
機体上面はC307(明るい)とC305(暗い)が指定されている。
明るいと言っても、C308よりは暗い。
まだら模様を塗装しなければならない。やり方は2通り思いついた。
(1)最初にC307(明るい)を全体に塗装。説明書の塗装パターンを模型の大きさに拡大コピー。パターンを切り抜きマスキングとして模型に張り付けて、C305(暗い)をエアブラシで吹く。
(2)最初にC305(暗い)を全体に塗装。粘土などでパターンを作り張り付けて、C307(明るい)をエアブラシで吹く。
(1)は曲線を切り取るのは難しそうだし、立体物に平面の紙を貼り付けることも難しい感じがした。また境界を適度にぼかすために、模型からわずかに離して浮かさなければならない。(2)は塗装パターンは独自パターンになるが、粘土を適当にちぎって張り付けていけばよいし、それなりに境界がボケてくれる。
(2)で実施することにした。
従って、機体上面を最初にC305(暗い色)で塗装した。あとから明るい部分C307を塗装する。一般常識的には明るい色から暗い色を重ねて塗装していくが、(2)を選んだため、この順番で塗装しなければならない。
その前に、あとで塗装剥がしをするかもしれないので、剥がしたい箇所にジャーマングレーで塗装しておいてから、あらかじめケープを吹いておいた。
C305で塗装したあと、マスクパターンとして粘土をちぎって張り付けた。そのあと、C307を塗装。
C307を吹いた後、粘土を取るといい感じに模様になった。
ちなみに、最初の黒のぐにょぐにょパネルライン?ほとんど残さずに塗りつぶしてしまった。
あんなの残しても意味ないでしょ?あとからスミ入れとかすればよいでしょ。
塗装剥がし
凹モールドにスミ入れをして、エッジ部分の塗装を剥がした。水で濡らし筆とか爪楊枝でこする。先ほどケープを吹いておいた部分を剥がすことができる。
その他の組み立て
車輪などの取り付け
車輪など細かい部品を取り付けた。
脚の穴が浅いので胴体に点で取り付けている感じで強度が弱い。接着したあと、触るとグラグラする。アクアリンカー(透明ボンド)を塗布し固めた。
この搭乗するときの梯子の部分。シルバーで塗ったところがこのキットでは角柱なのだが、実機写真だと円柱である。面倒だったので修正せずにそのまま取り付けた。
主翼の付け根の部分。溶きパテを流し込んで接着したのだが、ここが弱い。
主翼を触ったときにパキッツと音がして、ひびが入りパカパカ開く。何度も接着したが何度も割れる。
爆弾の搭載
爆弾を搭載する。どれをどのくらい積むか?
搭載する爆弾のほとんどは、ハセガワ製 エアクラフト ウェポンⅠ アメリカ通常爆弾セットを使うことにした。
多数組み立てて、ゲート処理、合わせ目消し、パーティングライン処理、塗装、するのはかなり面倒だった。
グレッグが砂漠空母攻撃の時にA-10が間に合っていたらどうだっただろうか?
「ウイスキー・1、2!! こいつは500ポンドなんかちょこちょこ当てたってダメだ!!
基地へ帰って、対地ミサイルのでかいやつ積んで来い!!」(引用:エリア88・新谷かおる氏・蟻と魔神より)
ということで、500ポンド以下のMk.81やMk.82は対象外である。
しかし、各ハードポイントの搭載重量には制限がある。
ハードポイント5~7は間隔が狭いので、5,7と6は排他である。6に600ガロン増槽タンクを積むとハードポイント5,7は使用できない。5,7に爆弾を積むと6は使用できない。
ハードポイント3,9はマーベリックを積むことが多いので、マーベリックを積むことにした。
ハードポイント1,2はECMや対空ミサイルを積む。砂漠空母からF-18が上がってくるから必要だろう。
<搭載武装>
1 ALQ-119(電波妨害装置)
2 M117(通常爆弾)
3 AMG-65 マーベリック×3(対地ミサイル)
4 Mk.84(通常爆弾)
5 なし
6 Mk.83×3(通常爆弾)
7 なし
8 Mk.84(通常爆弾)
9 AMG-65 マーベリック×3(対地ミサイル)
10 M117(通常爆弾)
11 AIM-9 サイドワインダー×2(対空ミサイル)
デカールの張り付け
グレッグのパーソナルマークが大きすぎる気がしたので、作り直した。
A-ONE社のデカールシール(透明)でデカールを作り、ラベルシールでマスクパターンを作る。デカールシール(透明)は白が印刷できないので、マスクパターンで下地を白で塗装してから、作成したデカールを貼り付ける。
また、ロイヤルアスランエアフォースの機体番号、NO STEPのコーションマークはテプラで自作。
自作デカールについては以前の記事を参照。
白塗装した部分にぴったり合わせて貼ることが難しい。透明デカールと言っても台紙は白なので、貼り付け位置が見えない。少しずれてしまった。
ジェットエンジンのノズル部は色は焼鉄色が指定されているが、実機写真を見ると、機体色にしか見えない。なのでここはC307で塗装してある。
コックピット周り
上面グレー:C305 グレーFS36118,C307 グレーFS36320(クレオス)
下面グレー:C308 グレーFS36375(クレオス)
爆弾:C304 オリーブドラブFS34087(クレオス)
完成
撮影
コメント
砂漠空母!懐かしいっす。
でも、今考えると非合理的な、気がしますが。(^_^;)
あと、パターン塗装の際の粘土が、ちょっとキモかった。(^_^;)
みったんさま、コメントありがとうございます。
実現するためには、キモイなどとは言ってはいられません。